} 【開催報告】Coursera「インタラクティブ・ティーチング」オンラインライブイベント 第1回 自己紹介 – 東京大学ファカルティ・ディベロップメント | 東大FD | TODAI FD.COM | 東京大学

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2021年09月10日

【開催報告】Coursera「インタラクティブ・ティーチング」オンラインライブイベント 第1回 自己紹介

  • 実施日:2021年8月28日(土)15:00~16:30 
  • 場所:Zoom
  • 講師:東京大学 栗田 佳代子 吉田 塁
  • 言語:日本語

東京大学 大学総合教育研究センターが展開するオンライン講座 Coursera「インタラクティブ・ティーチング」では、オンラインライブイベントを開催しました。オンラインでの開催により、国内外問わずご職業やご専門など多種多様な計34名の参加者の方々にお集まりいただきました。今回のオンラインイベントは、MOOC講座のCoursera「インタラクティブ・ティーチング」の内容をもとに企画され、教育実践をされている方や教育に関心をお持ちの方を対象に開催されました。

イベントのスライドと講師の栗田先生(右上)

1.目的・目標

Coursera「インタラクティブ・ティーチング」は受講者のペースで進められる形ですが、今回リアルタイムのイベントを開催することによって、受講者の皆さんと共に学習の場を共有し、一人で出来ないことを経験することを目的としました。本イベントではCoursera「インタラクティブ・ティーチング」で体験できないようなインタラクティブな演習に焦点を当て、以下の三つを到達目標として掲げました。

●自己紹介の意義について説明できる

●自己紹介を実施する

●自己紹介の検討と評価作業を通して、自己紹介の内容や構成、デリバリー(伝え方)の観点を見つけられる

2.概要

  • (1)事前準備
  • 今回は事前課題として、参加者の方々全員に1分間の自己紹介(ご自身の担当科目、専門の紹介)を準備していただきました。
  • (2)当日
  • まず始めに、「インタラクティブ・ティーチング」講座の受講について参加者の方々に簡単なアンケートを行い、今回の目的・目標を確認しました。次に、本イベントにご参加いただく上でのルール(3Kなど)を確認しました。
  • 【自己紹介検討会】
  • 自己紹介検討会では、事前に応募いただいた一名の方に1分間の自己紹介を行っていただき、それを受けて他の参加者全員にフィードバックシートを記入していただきました。その後グループに分かれ、アイスブレイク(簡単な自己紹介)とフィードバックの共有を行いました。最後に、自己紹介を実施された方や講師、他の参加者の方々からのコメントを全体で共有しました。この後実施する各自の自己紹介を行う前に、「よい自己紹介」をつくるのに重要な観点を全員で共有することを目指しました。
  • 【自己紹介】
  • 三名ずつのグループに分かれ、検討会同様、1分間自己紹介→フィードバックシート記入→共有の流れで自己紹介を実施しました。
  • 【まとめ】
  • 最後に自己紹介の検討と実施を通して、学ばれたことをフォームにご回答いただきました。「よい自己紹介」に関するメタな視点の獲得を目指しました。

今回は、大学、高等学校、企業やフリーランスなどご所属も様々な計34名の参加者にお集まりいただきました。参加者のご専門・指導科目も文理を問わず多岐にわたり、国内だけでなく海外からご参加された方もいらっしゃいました。所属、分野、地域を超えて、実に多様な方々が集う学びの場となりました。

3.参加者の反応

イベント終了後にメールにてアンケートを配布し、計18名の方々にご回答いただきました。イベント全体に関する満足度(5=大変満足、1=大変不満とした5段階評価)について、33%(6名)の方が最高評価の5、44%(8名)の方が次点の4と回答されました。さらに、本イベントへの参加が将来にとって役立つと思うか(5=大変そう思う、1=全くそう思わないとした5段階評価)を尋ねたところ、33%(6名)の方が最高評価の5、33%(6名)の方が4と回答されました。

 

また、最後の自由記述欄では以下のようなコメントを頂きました。(個人が特定されないよう、一部抜粋しています。)

自分を客観視することができ、感謝しています。」

今回検討した自己紹介を早速、自分の勤務先の生徒に行いました。たかが自己紹介と侮らず、事前に用意しているのとしていないのでは大きな違いがあると感じました。」

「色々なバックボーンの方としかもオンラインで安心して話せるのは、3Kの精神を栗田先生がはじめにしっかり話して下さるからだ、と改めて感じました。また、オンラインで学ぶ立場を体験することを通じて、事前、当日、事後と一連の流れをどうデザインするかという視点が重要だと気づきました。ちょうど、分散登校やオンライン授業が行われ始めた時期で、学んだことをすぐに生かせた点もありがたかったです。」

「Courseraのオンライン配信のものも面白かったですが、今回のものも楽しく取り組めました。校務等との関係もありますが、タイミングが合えばまた参加したいのでよろしくお願いします。」

学ばれたことを早速実践されているとのご報告もあり、スタッフ一同嬉しく思っております。また、今回のイベントの改善点や、今後扱ってほしいトピックなどについても多数コメントをいただきました。皆様からのご意見をもとに、今後のイベント開発に取り組んでまいります。ご意見・ご感想をお寄せいただきました皆様に感謝申し上げます。

4.今後の予定について

今回はCoursera「インタラクティブ・ティーチング」初のオンラインイベントでしたが、イベント後のアンケートでは多くの方にご好評いただき大変嬉しく思っております。一方で、様々な課題も挙がったため、一つ一つ検討し次回以降のイベントの企画・運営に活かしていく所存です。今後も不定期でこのようなイベントを開催していく他、英語版の開発も視野に入れておりますので、是非今後とも多くの方にご参加いただけますことを願っております。詳細が決まり次第、お知らせいたします。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

参考情報

Coursera「インタラクティブ・ティーチング」https://www.coursera.org/learn/interactive-teaching

東大OCW「大学教育開発論」(東京大学フューチャーファカルティプログラム)https://ocw.u-tokyo.ac.jp/course_11441/

 

河上愛梨(「インタラクティブ・ティーチング」担当・学術専門職員)

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