私たちの取り組み
東京大学大学総合教育研究センターにおけるファカルティ・ディベロップメント(FD)の取り組みは、2011年の「東京大学の行動シナリオ FOREST2015」 をきっかけに発足しました。本シナリオにおいて定められた「教員の職能開発(FD)の実施方針の策定と効果的な推進」に基づき、2013年に「東京大学フューチャーファカルティプログラム」(東大FFP)がスタートしました。
その後、学内向けのプログラムのみならず、MOOCを含むオンライン講座の提供や各種ワークショップの開催などを通じて、プログラムの質的・量的な拡充を図ってまいりました。また、学内外の大学院生、大学教職員、さらには初等中等教育の先生方、企業の人材育成部門の担当者など、「教える」に関わるあらゆる人々のニーズに応えるべく、試行錯誤をつづけています。2022年度より、英語版プログラムの提供も本格的に開始しました。
日々、研究と教育の両方に奮闘されている大学の先生方の教育活動、そして大学教員を目指す大学院生のキャリア形成を支援し、ひいては高等教育の未来に資するべく、これからも、大学として研究に基づく知見を広く提供しながら、学内外・国内外の実践を共有できる豊かな学びの場の醸成を目指してまいります。
東京大学大学総合教育研究センター センター長 浅見 泰司