2023年06月26日
【レポート】UTokyo Global FFDP 第2期:DAY 4
2023年6月20日(火)にUTokyo Global FFDPの第4回(DAY 4)を対面形式で行いました。今回のトピックは「コース&シラバスデザイン(course & syllabus design) 」でした。以下、セッションの重要な場面(ハイライト)をご紹介します。
DAY 4 のハイライト
まず授業の始めに、オンラインツールを使って参加者からリアルタイムで反応を収集し、前回の授業の内容について受講者のアイデアを交えながら復習しました。
その後、本コースの設計について受講者に示しました。特に、前回の授業の学習について、毎回どのように振り返ってきたかを説明しました。
これは、次の二つの理由で重要であると考えています。:
(a)これまでの授業の設計・振り返り方を説明することで、受講者が今現在経験している学習体験の理論的根拠の一部を可視化できる点、また、(b)受講者が自分が教える授業でも実践できるアイデアである点(したがって、これは学習教材でもあります)。
授業では、受講者が事前に視聴したビデオの中で紹介されたコースやシラバスのデザインに関するさまざまなアイデア(逆向き設計(backward design)、構成的アラインメント(constructive alignment)、シラバスの構成要素など)を確認した。
続いて、さまざまな教育概念(目標(goals)、目的(objectives)、目標としての学習成果(intended learning outcomes))について、さまざまな大学がこれらの用語をどのように定義し、使用しているかを調べました。
これに関連して、ブルームの分類法を考慮した学習成果の示し方などについても学びました。
このような準備を行った上で、授業の主な活動として、受講者は自分のシラバスを見直し、それを改善し続けるための案やフィードバックを共有しました。参加者全員が(休憩中でも)非常に活発に議論していたのが印象的でした!
最後に、今後の授業について説明しました。(続く授業では、受講者は授業を設計し、それを他の参加者の前で実践することでフィードバックを受けます)。
DAY 5以降も、UTokyo Global FFDPの新しいレポートをどうぞお楽しみに!
エルバス・ガブリエル博士 (講師・特任准教授)
河上愛梨(スタッフ・学術専門職員)