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開催報告「第10回図書館ミニレクチャ」

2018年2月27日に第10回図書館ミニレクチャを開催しました。

第1回~第9回では、東大FFP修了生が30分のレクチャを新たに設計・実施していましたが、第10回は新しい試みとして、東大FFP受講生(10期)が授業内で実施した「模擬授業」の発表を行いました。

「模擬授業」とは東大FFPのメインコンテンツの一つで、受講生が6分間でアクティブな授業を設計・実施するというものです。様々な研究科の方々が受講していることもあり、非常に多岐にわたる内容で、「聞いているだけでも楽しい・ためになる」コンテンツになっていました。

今回の図書館ミニレクチャでは、東大FFP10期受講者約45名のうち、特に評価の高かった6名の方々に模擬授業を再現していただきました。

当日は13名の方々にご参加いただき、参加者の方々からレクチャ内容に関して高評価をいただいたほか、模擬授業を実施した方々にとっても学びの多いものとなりました。

この場を借りて、ご協力をいただいた東京大学図書館のスタッフに心より感謝を申し上げます。

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*当日の動画:こちらをご覧ください → 東大院生によるミニレクチャプログラム 第10回 | UTokyo TV (todai.tv)

 

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2018年度 日本学術振興会 特別研究員 申請書作成ワークショップ開催のお知らせ

今年も学振申請書作成ワークショップを開催いたします!
半日ワークショップを約2週間おきに計3日間行う予定です(1日だけの参加も OK とします)。

昨年以前に開催したワークショップに関する情報は以下のページに記載されています。
2017年度開催報告: https://dev2.utokyofd.com/information/post-2132/
2017年度開催告知: https://dev2.utokyofd.com/event/post-1895/

下記を募集します。【ワークショップの詳細】をお読みの上、ぜひご参加ください。
・学振申請書を作成する方(メンティー)
・作成の支援をしてくれる方(メンター、応募条件:学振への採用経験者とします)

◆ メンティー用 参加申し込みフォーム(〆切はワークショップ開催日より3日前)
https://goo.gl/forms/ZK9VjrHaZy6gxgB93

◆ メンター用 参加申し込みフォーム(〆切はワークショップ開催日より3日前)
https://goo.gl/forms/J7CAtvzJ24lzDmJF3
以下、ワークショップの詳細です。

日時と場所(場所の詳細は後日お知らせします)

2018年3月25日(日)13:00-18:00 第1回 学振申請書作成ワークショップ @ 本郷
2018年4月21日(土)13:00-18:00 第2回 学振申請書作成ワークショップ @ 本郷
2018年5月6日(日)13:00-18:00 第3回 学振申請書作成ワークショップ @ 本郷

当日の簡単な流れ(3日間共通です)

・オリエンテーション
・ワークシートを用いた全体レビュー
・ワークシートを用いたグループによるピアレビュー
・申請書をベースにしたグループによるピアレビュー
・振り返り

メンターが参加するメリット

申請書の作成に関する知見をメンター間で共有できます。
経験が将来の大学教員としての研究費申請や研究室運営などに役立つことが期待されます。
そして、何よりメンティーが受かってくれるととても嬉しいです。

メンティーの事前課題(メンターは事前準備必要ありません)

・事前課題用ファイルへのリンク
https://www.dropbox.com/sh/trby4ev0ov9frti/AAA4ioo2aA31r0ZR7eYJ6ca8a?dl=0

・学振申請書の要点をまとめたワークシートの作成
WS 前日までに、参加者に後日招待するサイボウズグループの共有フォルダ「ワークシート(記入済)」にファイルをアップロード
ファイル名は「ワークショップ開催日yyyy.mm.dd_ワークシート_v1.0_氏名.doc」。例: 2018.03.25_ワークシート_v1.0_吉田塁.doc

・学振申請書の作成
WS 前日までに、参加者に後日招待するサイボウズグループの共有フォルダ「申請書(記入済)」にファイルをアップロード
ファイル名は「ワークショップ開催日yyyy.mm.dd_申請書_2017_氏名_v1.docx」。例: 2018.03.25_申請書_2018_学振(DC1)_吉田塁_v1.docx

・学振申請書のチェックシートを用いた自己評価
WS 前日までに、参加者に後日招待するサイボウズグループの共有フォルダ「チェックシート(記入済)」にファイルをアップロード
ファイル名は「ワークショップ開催日yyyy.mm.dd_チェックシート_v1.0_氏名.doc」。例: 2018.03.25_チェックシート_v1.0_吉田塁.

メンティーの当日の持ち物(メンターには基本的には必須の持ち物はありません)

・作成したワークシート(7部)
・作成したチェックシート(7部)
・作成した学振申請書(2部)
・(必要であれば)PC

注意事項

・サイボウズへの招待はワークショップ開催日2日前に行います。
・メンター1名は、一日あたり最大でメンティー2名を担当します。
そのため、メンターの数×2よりも、メンティーの人数が多くなってしまったら、メンターがつかないメンティーも出てしまうこと、ご了承いただければ幸いです(メンターがつくメンティーに関しては選考はせず先着順とします)。
・ワークショップ毎にメンターとメンティーの組み合わせが変わる可能性があります。
・FFP 修了生や受講生でなくても、紹介があれば参加可能です!

メンティー用 参加申し込みフォーム(〆切はワークショップ開催日より3日前)

https://goo.gl/forms/ZK9VjrHaZy6gxgB93

メンター用 参加申し込みフォーム(〆切はワークショップ開催日より3日前)

https://goo.gl/forms/J7CAtvzJ24lzDmJF3

ご質問などは、吉田(yoshida[at]kals.c.u-tokyo.ac.jp)または栗田(kurita[at]he.u-tokyo.ac.jp)へお知らせください([at]を@に変換してご送信下さい)。

みなさまのご参加お待ちしております!
どうぞよろしくお願いいたします!

(東大 FFP 1期生 吉田塁)

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「大学で教える」を学ぼう。東大FFP「大学教育開発論」第11期受講者募集!

教育力を向上させたい大学院生、ポストドクター、若手教職員のみなさまへ!
「東京大学フューチャーファカルティプログラム(東大FFP) 大学教育開発論」
本エントリー受付中!

 

大学教員には、研究力だけでなく、教育力も求められます。
東大FFPは、あなたの教育力を向上させる、実践的な学びの場をご用意しています。

★体系的に「教え方」を学べる!
★専門領域を超えたネットワークを作れる!
★修了者には履歴書に書ける公式の履修証を発行!
★大学院生は単位修得もできる!

【応募資格】
東京大学在籍の大学院生、ポストドクター、若手教職員

【日時と場所】
2018年度Sターム(S1+S2)
・木曜クラス(定員25名)3, 4限 福武ラーニングスタジオ(本郷キャンパス)
・金曜クラス(定員25名)4, 5限 駒場KALS(駒場キャンパス)
全8回(変則的な隔週実施)

【詳細および応募方法】
下記のURLからアクセスしてください。
・東大FFPの説明ページ: https://dev2.utokyofd.com/ffp/about/
・応募フォームのページ: https://dev2.utokyofd.com/ffp/apply/
(応募者多数の場合には、フォームにご記入いただいた内容をもとに選考を行います。)

【募集締め切り】
4月8日(日)23時59分

ご質問等がございましたら、遠慮なくご連絡ください。
みなさまのエントリーを、お待ちしております!

大学総合教育研究センター
准教授 栗田佳代子
utokyo_fd@he.u-tokyo.ac.jp

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東大FFP 第10期 履修証授与式を開催しました

2018年2月20日(火)、福武ホールラーニングスタジオにおいて、東京大学フューチャーファカルティプログラム(東大FFP)の第10期修了者に対し、履修証授与式を行いました。
10期からは45名が修了し、本学大学総合教育研究センターの須藤修センター長よりご祝辞をいただくとともに、履修証が授与されました。
過去の修了者も同席し、修了生の様々な活動やアラムナイネットをご紹介くださいました。

東大FFPはこれまでに全研究科から合計476名の修了者を輩出しており、5年間・10期を迎えました。
来期(第11期)の開講は2018年4月を予定しており、3月上旬ごろから、以下のページでエントリーを受付予定です。

→ https://dev2.utokyofd.com/ffp/apply/

また、現在本エントリーに先立って「プレエントリー」も募集しておりますので、ご関心のある方はまずこちらよりご登録をお願いいたします。

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開催「第10回東大院生によるミニレクチャプログラム」

2月27日(火)に「第10回東大院生によるミニレクチャプログラム」を開催いたします。

これまでに実施された第9回までのミニレクチャとは異なり、今回は「東大FFP10期修了予定者のうち、高評価だった模擬授業」を一般公開する形で行われます。

東大FFPの授業では、「6分間でアクティブな模擬授業を行う」というコンテンツがあり、主要な課題の一つになっています。

元々全受講者が授業時間中に、同期受講者に対して実施するものですが、幅広いご専門の方のお話が純粋に「おもしろい」ということもあり、今回は一部の方々に一般向けに模擬授業を実施していただくことになりました。

「1人あたりの持ち時間は質疑を含めて約20分」「短い時間の多様なコンテンツで6名がレクチャ」という、新しい形のミニレクチャプログラムを体験してみませんか?

詳細は下記をご確認のうえ、お申し込みください。

みなさまのご参加を、お待ちしております。

日時:2018年2月27日(火) 16:00~18:00(15:30受付開始)

※今回は事前勉強会の開催はありません。

レクチャ内容:

ミニレクチャ1 「呼吸で重症を見分ける」: 講師 麻生将太郎さん (医学系研究科)
ミニレクチャ2 「本当は身近な精神疾患」: 講師 金原明子さん (医学系研究科)
ミニレクチャ3 「牛の繁殖ことはじめ」: 講師 石山大さん (農学生命科学研究科)
ミニレクチャ4 「情報を食べる~食品属性の分類~」: 講師 伊藤暢宏さん (農学生命科学研究科)
ミニレクチャ5 「資源枯渇とは ~資源は本当になくなるのか?~」: 講師 横井崚佑さん (工学系研究科)
ミニレクチャ6 「モノの政治性」: 講師 見上公一さん (教養学部附属教養教育高度化機構)

東大FFPで教え方を学んだ成果を活かして専門外の人にもわかりやすく伝えます。
講師と参加者が双方向で議論する、新しい教育のスタイルを実際に体験できます。
レクチャ終了後、授業開発上の工夫点を講師が解説します。
記念すべき第10回目の今回は、FFPの授業で優秀なレクチャをした6名がミニレクチャを行います!

会場: 東京大学 本郷キャンパス 福武ホール地下1階 講習会コーナー

定員: 18名 (事前申込推奨)
※予約なしでも当日参加可能です。(席がなくなり次第、締め切りとさせていただきます)
満席の場合、事前申込の無い方はお座りいただけない場合があります。

お申込みと詳細はこちらへお願いします。: 第10回東大院生によるミニレクチャプログラム

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開催報告「第4回東京家政大学ミニレクチャ」

2018年2月2日(金)の14:00-16:30に、東京家政大学にて、第4回ミニレクチャを実施しました。

今回は東大FFP10期修了予定者の農学生命科学研究科獣医学専攻の三河翔馬さんに「犬のワクチン接種」をテーマにレクチャを実施していただきました。
ミニレクチャの実施に先立ち、事前に2回の勉強会を経て、クラスデザインや授業内容のブラッシュアップを行っています。
最終的には、導入として「ワクチンの仕組み」「人のワクチン接種」についてお話しいただいたうえで、「犬のワクチン接種」という本題に入るという構成で、大変作りこまれた資料・わかりやすい内容でレクチャが行われました。

構成は下記の通りで、ミニレクチャの後に、そのミニレクチャについてアクティブラーニングの手法説明を含めたデザインについての解説、そして、ミニレクチャについて良い点や改善点について話し合う検討会が続きます。

  • ミニレクチャ(45分)
  • ミニレクチャを題材にしたクラスデザインのミニ解説(20分)
  • ミニレクチャについての授業検討会(40分)

当日は、合計19名、東京家政大学の学生・教職員の方々にご参加いただきました。
多くの方に「大変よかった」「よかった」(5件法のアンケート)とお答えいただけたほか、次のようなご感想をいただいています。


・教員から見た授業内容の評価と議論の内容を聞くことができてよかった(学生)
・医療系の内容の勉強にもなり、たくさんの情報を得ることができた(学生)
・授業の設計について客観的に考えることができた(教職員)
・分かりやすい資料、発表のしかたなど多くを学ぶことができた(教職員)

※いただいた生のご感想を東大FFPスタッフが要約しています。

ミニレクチャに足をお運びいただいたみなさま、またミニレクチャの機会を与えていただいた東京家政大学の教職員のみなさまに、この場を借りて御礼を申し上げます。

本プログラムは東京家政大学と東京大学フューチャーファカルティプログラムの連携プログラムとしてスタートしこれで第4回目を迎えました。東京家政大学にとっては、学びの場および学生と教員が「良い授業」について対話を行う場、東大FFPにとっては実践の場となる貴重な機会です。

この度は東京家政大学図書館ラーニングコモンズの空間をお借りしました。東京家政大学の学修・教育開発センターの教職員の皆様に御礼申し上げます。

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ティーチング・ポートフォリオ・チャート作成ワークショップ第4回のお知らせ

学内で開催されます第4回ティーチング・ポートフォリオ・チャートTPチャート作成ワークショップのご案内をさせていただきます。教育活動について、他の参加者の方々とともに振り返ってみたい方、ぜひご参加ください。TPチャートについては末尾に説明をしております。

日時:2018年3月3日(土)

13:00-15:30 1 TPチャート作成
15:30-15:45 休憩
15:45-16:45 2 理念と方法の再検討(TPチャートを深める)
16:45-17:00 3 皆さんがTPチャート作成ワークショップを行う方法
17:00-18:00 4 交流(場のみの提供)

場所:東京大学本郷キャンパス 工学部2号館9階92B
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_04_03_j.html
対象:教員(小中高大どなたでも)
定員:60名(先着順)
講師:大学総合教育研究センター 栗田佳代子・教養学部 吉田塁
費用:無料
〆切:3月1日 23:59 (定員に達し次第〆切を早めることがあります。)
目的:TPチャート作成を通して教育活動をふりかえる
TPチャート作成を通して作成の意義や可能性について考察する

参加申込:こちらからお申し込みください

目的:TPチャート作成を通して教育活動をふりかえる
TPチャート作成を通して作成の意義や可能性について考察する

 

【備考】
TPチャート作成研修は各地で既に行っておりますが、あらためてその効果について検討いたしたくご参加の皆様にはアンケートなどにご協力くださいますようお願い致します。
*60名の先着順とさせていただきます。
*プログラム中「4交流」については、場のみの提供ですので飲み物・お菓子等は各自の持参にてお願いします。

【参考情報】
翌日には「インタラクティブ・ティーチング」フォーラム第1回「あらためて、シラバス」が開催されます。シラバスの作成はすなわちコースデザインそのものです。シラバスを単なるペーパーワークにせず、よりよい学びのツールとしてとらえなおして見ませんか。どなたでも参加できます。あわせてご検討ください。詳細はこちらをどうぞ。

【開催】「インタラクティブ・ティーチング」フォーラム 第1回「あらためて、シラバス」

 

TPチャート作成WSについての説明】
ティーチング・ポートフォリオとは、「自らの教育活動について振り返り,自らの言葉で記し,様々なエビデンスによってこれらの記述を裏付けた教育業績についての厳選された記録」をいいます。

基本的な構造は、
-教育の責任(何をやっているか)
-理念(なぜやっているか)
-方法(どのようにやっているか)
-成果(どうだったか)
-今後の目標(これからどうするか)
です。

自分の教育の「軸」はどこにあるのかを、「振り返り」と「対話」によって明らかにしていくプロセスです。

ティーチング・ポートフォリオは8~10ページほどの本文と、それを裏付けるエビデンスからなる文書であり、欧米では教育業績の質についての多角的な評価資料として普及しています。本来は作成に3日間ほどかかりますが、今回はTPのいわば簡易版的な「ティーチング・ポートフォリオ・チャート」(TPチャート)の作成を行っていただきます。TPチャートは一枚のワークシートであり、ティーチング・ポートフォリオと同じように段階的に教育活動の振り返りを行うことができます。昨今、様々な教員研修が実施されていますが、「テクニック」ではなく、教育に対する「マインド」が重要になってきています。TPチャートは、そこにアプローチする強力なツールになりえます。是非、多くの方に体験していただきたいと思います。

参加希望の方は、資料準備の都合上、下記へ参加登録をこちらからお申し込みください。ご参加お待ちしております。

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東大FFP第10期 DAY8 SAPチャートの作成

年が明けて1月5,11日は、東大FFP第10期の最終回DAY8でした。

このDAY8では安定的にSAPチャートというものを作成します。これまでの自分を振り返り、教育や研究の自分なりの価値や意義について考え、将来の展望をするためのもので、大学院生のこの時期に作成することに意義があると考えています。以下再掲になりますが、SAPチャートの説明です。

SAPとは「構造化アカデミックポートフォリオ」(Structured Academic Portfolio; 吉田・栗田 2016)の頭文字をとったものです。もともとアカデミック・ポートフォリオは「大学教員としての活動に関する, 自己省察による記述と根拠資料を集約した書類」というもの(Seldin & Miller 2009)ですが、それが「記述内容が構造化され、作成の手順・要点が明確 」である点がこのSAPの特色です。そして、このSAP作成の準備課題として位置付けられるのがSAPチャート(Yoshida & Kurita, 2016)ですが、短時間で活動全体を(簡便ではありますが)振り返ることができ一覧性に優れていることから単独でも利用することができます。大学院生にとっては、キャリアパスを展望するのに適していること、東大FFPで学んだことを自分の教育理念とひもづけて考える契機となることから、最終回のコンテンツとしてとりいれています。

3時間半を使って作成し、途中、随時ペアで共有の時間をとり相手に説明したり相手からの質問を受けることで、リフレクションを深め、気づきを得ます。自分の教育理念や研究の価値などをあらためて他人に説明することに、最初こそ「おそるおそる」の雰囲気があるのですが、次第に「共有時間の終了」を告げてもなかなか話し終わらないくらいの熱気になります。

今回で東大FFP第10期も無事終了できたことは、1つの区切りとして感慨深いものがあります。東大FFPが開始以来5年が経過しまして、内容も初期と比較するとかなり進化しました。ようやく安定してきたと思えるようになってきたものの、やはり、毎回毎回改善すべきところは見つかるものです。担当者としては、成長を続けるプログラムでありたいと考えています。

第10期の皆様ご受講ありがとうございました。

 

 

  • ・Seldin, P., & Miller, J. E. (2009). The academic portfolio: a practical guide to documenting teaching, research, and service(Vol. 132). John Wiley & Sons.
  • ・吉田塁,栗田佳代子 (2016) 構造化アカデミック・ポートフォリオ作成の評価; 第22回大学教育研究フォーラム,238-239,2016.3.17-18,京都大学
  • ・Yoshida, L., & Kurita, K. (2016). Evaluation of Structured Academic Portfolio Chart and Workshop for Reflection on Academic Work. Procedia Computer Science, 96, 1454-1462.
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東大FFP第10期 DAY7 模擬授業2回目

12月21,22日はDAY7模擬授業2回めでした。

今回の模擬授業2回めまでに受講生は、下記のことをしています。

  • DAY5 2例の模擬授業の検討会(目的:相互フィードバックの練習と、良い授業のメタ的な観点の獲得)
  • DAY6 小グループ(4-6人)による模擬授業改善(目的:相互のフィードバックによる模擬授業改善)

前回は4グループでしたが、今回は2グループにわかれます。クラスによってばらつきがありますが10-13人を相手に、プロジェクタや大画面モニターを使って、比較的通常の授業に近い形で授業をします。

下記が一人分のプロセスです。時間が限られているため、コメントの時間はどうしても短くなってしまいますが、その分テンポよく進みます。

模擬授業実施(6分)→フィードバック(受講生はフィードバック記入、先生役は講師から直接フィードバックを受ける)(3分)→学生役からのコメント(3分)→交代時間(2分)

これを人数分行います。

6分間というのは現実の授業とはかけ離れ、90分授業と違いリカバリーがききません。わずか6分のためにここまで時間をかけて設計をすることもないでしょう。しかし、設定された「目標」が確実に達成するために、無駄を削ぎ落とし、学んでほしいことの本質を確実に授業内容とする、という経験は、6分模擬授業だからこそできることだと思います。

 

(DAY6の小さいグループにわかれての模擬授業改善の様子)

(DAY7 模擬授業2回めの様子)