11月25-27日はいよいよ駒場祭です.
プログラム: UTokyo FFP
東大FFP第8期 DAY4 評価
11月4日、8日は東大FFPの4回目でした。今回のテーマは評価でした.
目的と到達目標はは下記のとおりです。
目的
学生の学びを評価するための基礎知識を得て,評価の意義・特徴を理解し,学習に活用できるようになる
到達目標
- ・評価の意義を説明できる
- ・形成的評価と総括的評価を対比できる
- ・ある評価方法について評価の性質という観点から説明できる
- ・ルーブリックを作成できる
ルーブリックの学習では,レポート課題採点場面を体験し,そのルーブリック作成を行っています.
ルーブリックは「知ってる」と「作れる」は別者であるため,作成は教室でこそ経験してもらいたいと思っていることです.東大FFP第1期より作成演習をとりいれています.グループにわかれて作り,そこで学生さんは共同で作ることの良さ,難しさを経験します.そして,作成を通してメリットやデメリットに気づきます.
ところで,ルーブリックを一からつくるのは大変,という声を聞きます.似た目的のものを参考にするとよいので,まずは,標準的なルーブリックを探すとよいと思います.下記に2つ紹介します.
AAC&U VALUE Rubric
アメリカの大学協会がvalue rubricというものを公開しています.これは,いわば多様な課題に用意されたルーブリックの雛形で,「これを利用してカスタマイズして使ってね」というものです.shopping cart経由になりますが無料でダウンロードできます.
日本高等教育開発協会のルーブリック・バンク
日本の先生方が作成されたルーブリックを所収しています.VALUE Rubricが標準形を意図しているのに対し,こちらは事例として特定の課題のために作成されたものです.
(栗田)
10月27日、28日は東大FFPの3回めでした。今回のトピックは下記のとおりです。
- ・シラバスの役割
- ・シラバスの目的と目標の設定
- ・グラフィック・シラバスの作成
- ・学習を促すシラバスとは
タフツ大学・金沢大学からの訪問
10月13日、14日より東大FFPの2回めでした。今回のトピックは下記のとおりです。
- ・インストラクショナル・デザイン ADDIEモデルの紹介
- ・クラスデザイン (90分や105分の授業をどうデザインするか)
- ・アクティブ・ラーニングの方法(問いかけ、Think-Pair-Share、Peer Instruction)
- ・アクティブ・ラーニングの効果
- ・モチベーション(期待価値理論)
東大FFP第8期 スタートしました
10月6日、7日より東京大学フューチャーファカルティプログラムがスタートしました。
今回はA1,A2にわたり、2コマ続きで原則的に各週開催です。今回は初回ということで、「協調的な学習環境」をつくることに重点をおきました。主たるトピックは下記です。
- ・アイスブレイク(他己紹介)
- ・研究紹介(1分間自己紹介)&相互評価
- ・高等教育の現状
- ・東大FFPの概要
九州大学教育改革研究会に参加・発表してきました
2016年8月10日(水)、九州大学伊都キャンパスにて、東大FFP担当の栗田佳代子准教授・松原悠特任研究員と、東大FFP修了者の田中宏和さん、重松尚さんが、平成28年度第1回九州大学教育改革研究会に参加・発表してきました。
この研究会は、九州大学学務部学務企画課が主催するもので、テーマは「PFFP(Preparing Future Faculty Program)の意義と必要性―大学院生(九大、東大、阪大)とともに考える―」でした。
この秋に予定されている九州大学におけるPFFPのスタートを前に、東京大学と大阪大学が修了した大学院生の体験談を交えながら先行事例を共有し、PFFPの意義と課題を検討しました。
PFFPを運営する人たちや、PFFPに学ぶ人たちの交流が、大学を超えて実現しました。今後もPFFPが全国の大学に広がり、またその内容が充実することを期待します。
2016年7月7日(木)14:00-16:00と14日(木)14:00-16:00の両日、総合図書館ミニレクチャールームにて、第7回東大院生によるミニレクチャプログラムの事前勉強会を開催しました。
事前勉強会では、講師である若林智章さんと波多野瞭さんが、ミニレクチャの草案を披露されました。それを基に、東大FFP修了者を含む3~5名の来場者とスタッフが、ミニレクチャをブラッシュアップするために意見を出し合いました。
本番は2016年7月27日(水)17:00-19:00に、総合図書館ミニレクチャールームにて実施されます。
第3回東京家政大学ミニレクチャプログラム
今回で3回めとなりました。FFP修了生が東京家政大学において45分間のミニレクチャを行い、続けてその解説と検討会を行うというプログラムです。本プログラムは東京家政大学の学生さんと教員が参加するので、検討会はFDプログラムとしての性格ももっています。
【日時】7月28日(木) 午後 2時50分〜5時
【場所】東京家政大学
【講師】太田仙一さん(第7期金曜クラス)
【タイトル】「会社」が生まれた時―明治時代における企業の成長
見学ご希望の方は下記にお申し込みください(基本学内の方に限ります)。
http://goo.gl/forms/cI5nwC6Ee3aNN0QA2