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【終了しました】東大FFP: 19期のコース情報・受講申し込み

 

2022年4月14日 スタート

ご応募は こちら(本エントリー) (4月11日・月曜日 朝9:00締め切り)

・他機関からのオブザーバー参加も大歓迎
・東大FFP説明会は4月8日(金)17:00~18:30

 


 

東京大学フューチャーファカルティプログラム(東大FFP)とは


東京大学フューチャーファカルティプログラムは、大学教員を目指す東京大学の大学院生・ポストドクター・教職員を対象として、特に「大学で教えること」に関するスキルおよび知識の獲得を目指したプログラムであり、2013年度から開講しています。

 

大学における教育の質向上は常に重要な課題です。具体的には、昨今は学習者が主体的に学ぶような場づくり、アクティブ・ラーニングを促す授業が求められています。こうした授業においては、教員は「知識に関する専門家」としてだけではなく「学びを促進するためのファシリテーター」としての役割が求められ、こうした技術の修得が重要です。東大FFPは、このような知識や技術を体系的・効果的に修得するためのプログラムです。

東大FFPは、半期のプログラムであり、大学院共通授業科目「大学教育開発論」として単位も取得できます。多様な専門領域から集う仲間とともにアクティブ・ラーニングを促す授業そのものの体験を通して、実践的な教育能力の向上を図っています。

 

東大FFPの特徴は…

これまでの修了生のうち98%が、東大FFPに参加したことについて「大変良かった」または「良かった」と回答しています。受講希望者の3割が「修了生からの紹介」です。

・多様な専門領域の受講者との交流
本プログラムには多様な研究分野から受講者が集います。なかなか接する機会のない異分野の大学院生・教職員と交流し、新しい刺激を得ることで、自らの教育・研究を見つめ直すことができます。

・履修証の交付
シラバス所定の修了条件を満たした者には、大学総合教育研究センター長名の履修証が授与されます。本プログラムの履修は大学教員応募の際、履歴書の教育業績欄などに記載できます。

・「大学教育開発論」2単位を取得可能
東大FFPは大学院共通授業科目「大学教育開発論」として開講しています。
従って単位修得を希望する場合は、各研究科等の規定の範囲内で修了単位(2単位)を得ることができます。

・修了後のネットワーク
修了後は、修了生がメンバーとなるGoogle グループに加入できます。自主的な勉強会や各種イベントの案内、非常勤講師などの各種募集などの発信および情報を得ることができます。

※東大FFPは、東大OCWで公開されています。
オンラインでの授業のようすを知りたい場合は、ぜひアクセスし、ご覧になってください!


東大FFP 受講のメリット

◯ 教員応募時に使用できる履修証を発行
◯ 大学院生は2単位取得できる
◯ 研究・採用に関する情報ネットワークにアクセスできる
◯ 分野の異なる受講者との繋がりを作れる


 

授業情報

  • 担当教員・スタッフ
    栗田 佳代子(教授)、朴 源花(助教)、鍋田 修身(研究支援員)
  • 受講資格
    東京大学在籍の大学院生、ポストドクター、教職員
    学外からは、オブザーバーとして参加可能
  • 開講時期
    2022年度Sセメスター < S1 + S2ターム >
    木曜クラス:3, 4限(13:00~16:40、予定) 金曜クラス:3, 4限(13:00~16:40、予定)
    いずれも全8回です(原則、隔週実施です)
    ※詳しい日程は、シラバスをご参照ください。
    (エントリー前に必ずシラバスを確認してください)
  • 定員
    各クラス25名(本エントリー者多数の場合は選考有)
  • 場所
    木曜クラス:リアルタイムのオンライン開催
    金曜クラス:リアルタイムのオンライン開催
    19期東大FFPにつきましては、新型コロナウィルス感染症対策を踏まえ、木曜・金曜クラスとも、リアルタイムのオンラインの開催となります。

<各回の構成>

  • DAY 1 イントロダクション
    受講動機を話し合うアイスブレイク、高等教育の現状、研究紹介(1分間自己紹介)、研究紹介の自己分析と他者評価
  • DAY 2 クラスデザイン
    クラスデザインの意義、クラスの目的と到達目標、ADDIEモデル、アクティブ・ラーニング、モチベーション、クラスデザインシートの作成
  • DAY 3 評価
    評価の意義、評価の方法、評価の評価、ルーブリックの作成、ルーブリックによる採点・作成演習
  • DAY 4 シラバス/コースデザイン
    シラバスの意義、目的と目標の設定、コースデザイン、グラフィック・シラバス作成
  • DAY 5 模擬授業検討&まとめ
    模擬授業のピアレビューの練習、ポスターツアーによる学習のまとめ
  • DAY 6 模擬授業ブラッシュアップ
    模擬授業(1回目)の実施と相互フィードバック
  • DAY 7 模擬授業
    模擬授業の実施(2回目)と相互フィードバック
  • DAY 8 SAPチャート作成によるキャリアパス展望
    構造化アカデミック・ポートフォリオチャートの作成

 

受講方法

<受講資格>
・東大FFPを受講できるのは、東京大学に在学する正規の大学院生・ポストドクター・教職員です。履修に際して前提知識は不要ですが、全8回のうち2回を越えての欠席はできません。
・プログラム概要およびシラバスを熟読の上、ご参加ください。また、東京大学以外の方々にはオブザーバーの制度を設けています。オブザーバー希望の場合は、下の説明をご確認ください。

<受講までの流れ>
・次のような流れとなります。
1.東大FFP説明会に参加(必要に応じて)
2.本エントリーフォームへの記入
3.(プログラム側)本エントリーフォームの記入内容をもとに受講者選定
4.(プログラム側)合格した受講希望者に連絡
5.東大FFPスタート

・東大FFP説明会
東大FFPの各期募集時期に説明会を行っています。東大FFPの内容について直接説明を聞きたい方はご参加ください。なお説明会への参加が選考に影響することはありません。


・本エントリーフォーム
毎年3月・9月に各期の募集を行います。東大FFPの受講を希望される方は、本エントリーフォームへ必ず登録してください。このエントリーフォームの登録によって選考が行われ、授業開始までに受講の可否についてご連絡いたします。

・・・・・・

・プレエントリー
今回19期は都合がつかなくて応募ができない場合など、次期の東大FFPの募集が開始されるお知らせを受け取りたい場合には、プレエントリーフォームにご記入ください。本エントリー期間外は、本エントリーフォームは閉じています。このプレエントリーにご登録いただき、本エントリー開始をお待ち下さい。なお、プレエントリーの有無が選考に影響することはありません。

・オブザーバー制度
東大FFPは学内向けプログラムですが、他機関の方もオブザーバーとして若干名をお受け入れしています。単回の参加ではなく、原則プログラムを通しでのご参加と、終了時のアンケートへのご協力をお願いしております。希望される方は、本エントリーフォームにてエントリーしてください。その際、末尾の「連絡事項」にオブザーバー希望と明記をお願いします。


2022年4月14日 スタート

ご応募は こちら(本エントリー) (4月11日・月曜日 朝9:00締め切り)

・他機関からのオブザーバー参加も大歓迎
・東大FFP説明会は4月8日(金)17:00~18:30

・インフォメーション
プログラムやその他関連イベントについてもっと知りたい方は、こちら(お問い合わせフォーム) へご記入ください。


 

参考情報

東大OCW 東京大学フューチャーファカルティプログラム

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新着情報

【東大FFP 第18期】全日程が終了しました

2021年10月7日(木)にスタートしました東大FFP 第18期も、2022年1月13日(金)で全日程を終了しました。

前半(DAY1〜4)については、前回お伝えしましたので、後半(DAY5〜8)の様子をここでご紹介します。

DAY5_まとめ & 模擬授業検討
・模擬授業を行う意義を自分なりに説明できる
・模擬授業を検討し、「良い模擬授業」をつくる観点をみつけられる
・各セッションで学んだ重要だと思うことを自分のことばで説明できる
・グループでスライドを作成し、(オンライン)ポスターツアーによってシェアすること
で、学んだことを今一度整理できる
・(オンライン)ポスターツアーの手続きを体験し、手順をたどって説明できる

DAY6_模擬授業ブラッシュアップ
・模擬授業を実施する意義を自分で説明できる
・デザインしてきた模擬授業を実施する
・他人の模擬授業を評価する
・自身のふりかえりと他者の評価作業を通して、模擬授業ver.2への見通しをつける

DAY7_模擬授業ファイナル
・改善された模擬授業を実施する
・他人の模擬授業から学ぶ
・将来の活動に転移できることを言語化する

DAY8_キャリアパスを考える〜SAPチャートの作成
※Structured Academic Portfolio
SAPチャートの作成を通じて
・自身の各活動を振り返って整理し、教育理念や研究の意義を可視化することができる
・自身の各活動間の関連性に気づくことができる
・将来について展望し、目標を定めることができる

ということで、本プログラムの目的「未来の大学教員として、責務としての「教育」の重要性を認識し、学生の立場にたった教育の設計と実行を可能にするために、授業実施に向けた実践的な知識やスキルを多様な専門領域の受講生とともに実際に体験し、互いに学び合いながら獲得する。そして、研究だけでなく教育についても探究し続ける姿勢を身につける」に向かって取り組んできました。

特に、DAY6・7の模擬授業については、東大FFPの修了生・オブザーバー経験者の方達(東大FFP_Alumni)にもサポーターとしてご協力をいただき、小グループでのファシリテーションなど、模擬授業が実施者・受講者共に「豊かな学びの時間」として共有できる場を作っていただきました。

Alumniの方達から「FFPの場に、サポーターとして戻ってきて、新たに気づくことが多く、私自身にとっても大きな学びの場となりました」という言葉が多く聞かれたことが印象的でした。「学び続けること」の意義や価値を改めて感じた場面でもありました。

また、DAY8のSAPチャートの作成にも、FFP修了生の方が参加され、ご自身のこれまでを振り返り、今後について、自分のめざすものを丁寧に言語化されていました。このような修了生との接点を通して、今期(18期)の受講生の方達も来期以降、修了生として引き続きつながりをもっていかれるようになるのだということを、改めて実感しました。

18期の履修証授与式は、2月18日(金)15時半〜16時半、こちらもオンラインでの開催が予定されています。

来年度(2022年度)Sセメスターは、東大FFP第19期として開催の予定です。以下のプレエントリーフォームから登録していただけると、時期が近づきましたら、事前説明会等のご案内も送付させていただいております。

東大FFP(19期以降)
プレエントリーフォーム https://forms.gle/7Ao2gXdt2TpAr56EA

引き続き、教育のオンライン化の先導者としての役割を担うべく、知恵を出し合い、さまざまな工夫をこらしながら、東大FFPらしいオンライン授業を行ってまいります。

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イベント 新着情報

【開催報告】Symposium on Future Faculty Development/UTokyo Global FFDP

今年4月に新たに開講される英語版FFP「UTokyo Global FFDP(正式名称:UTokyo Global Future Faculty Development Program)のイベント「Symposium on Future Faculty Development/UTokyo Global FFDP」を2021年12月16日に開催いたしました。(詳細は本記事末尾に掲載しております。)

日英同時通訳を使用しオンラインで開催されたイベントで、国内外から計91名の方が参加されました。運営側の講師・スタッフ一同、多くの方にご参加いただき大変嬉しく思っております。改めまして、ご参加された皆様に心より感謝申し上げます。

今回のイベントでは、国内外の機関よりゲストスピーカーの方々をお招きし、佐藤浩章 准教授(大阪大学全学教育推進機構)、戸村理 准教授(東北大学高度教養教育・学生支援機構)、 Linda von Hoene 教授 (カリフォルニア大学バークレー校 GSI Teaching and Resource)にご登壇いただきました。

東京大学大学総合教育研究センターからは、浅見泰司 センター長、栗田佳代子 教授(東大FFP担当)、Gabriel Hervas 特任准教授(新規プログラムの講師)、河上愛梨 氏(学術専門職員、新規プログラムのサブファシリテーター)が参加しました。

当日の概要

今回のシンポジウムは、前半と後半の2部構成で開催されました。

  • 【前半:フューチャー・ファカルティ・ディベロップメント(FFD)に関するシンポジウム】
  • 始めに、浅見泰司センター長より、開会の挨拶を頂きました。続いて、ゲストスピーカーの先生方(Linda von Hoene先生、佐藤浩章先生、戸村理先生、栗田佳代子先生)に、ご所属の機関で行われているFFDの取り組みや今後のFFDに関する課題について、啓発的なご発表をいただきました。プレゼンテーションのあとは、浅見泰司先生とGabriel Hervas先生にもご参加いただき、FFDの現状や今後についてディスカッションが行われました。
  • 【後半:新プログラム「UTokyo Global FFDP」】
  • 後半部では、2022年4月開始予定のUTokyo Global FFDPについて、講座担当講師のGabriel Hervas 先生よりプレゼンテーションが行われました。Q&Aセッションでは、参加者の皆さんからのご質問にお答えしました。

 

今回のシンポジウムの動画、および講義資料をUTokyo OCWにて公開しております。(講座「UTokyo Global FFDP」の第0回として掲載されております。)

下記リンクよりご覧ください。

OCW | Symposium on Future Faculty Development/UTokyo Global FFDP

 

新プログラム「UTokyo Global FFDP」について

  • 今年より新たに始まる「UTokyo Global FFDP」は、4月上旬に開講を予定しております。
  • 具体的な開講日、エントリー締め切り日など、詳細は後日お知らせいたします。
  • 【UTokyo Global FFDPコース情報】
  • 開講時期・時限・曜日:2022年4月開始、3,4限(13:00~16:40)、火曜日
  • 授業使用言語:英語
  • 担当教員:Gabriel Hervas 特任准教授、栗田佳代子 教授
  • スタッフ:河上愛梨
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イベント

【12/10開催】 第17回 東大院生・若手教員によるミニレクチャプログラム

「教える」を学ぶ 東京大学フューチャーファカルティプログラム(東大FFP)を修了した大学院生・若手教員によるレクチャを、12月10日(金)17時から開催します。

詳しくは 第17回 東大https://dev2.utokyofd.com/ffp/院生・若手教員によるミニレクチャプログラム をご覧ください。


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新着情報

【前半終了】東大FFP 第18期 DAY4が終了しました

10月7日(木)にスタートしました東大FFP 第18期も、11月19日(金)でDAY4を終え、次回(12月2日・3日)から後半のDAY5〜DAY8へと向かいます。

前半は

DAY1_イントロダクション
• オンライン授業の方法を体験し慣れる
• 学ぶ仲間の名前を5人以上覚える
• 高等教育の現状について説明できる
• 東大FFPで学ぶ価値を見出し、他者に説明できる

DAY2_クラスデザイン
• モチベーションを高める工夫を説明できる
• クラスデザインの意義を説明できる
• ADDIEモデルについて説明できる
• 目標に応じたアクティブラーニングを選べる
• 学習に効果的なクラスをデザインできる

DAY3_評価
・評価の意義を説明できる
・形成的評価と総括的評価を対比できる
・ある評価方法について評価の性質という観点から説明できる
・ルーブリックを作成できる
・ルーブリックのメリットとデメリットについて考えを言える

DAY4_シラバス〜学びに寄与するシラバスとコースデザイン
・シラバスの役割を3つ以上あげることができる
• コースの目的と目標を適切に設定できる
• グラフィックシラバスの作成ができる
• 持参したシラバスを理由を明確にして改善できる

というように、本プログラムの目的「未来の大学教員として、責務としての「教育」の重要性を認識し、学生の立場にたった教育の設計と実行を可能にするために、授業実施に向けた実践的な知識やスキルを多様な専門領域の受講生とともに実際に体験し、互いに学び合いながら獲得する。そして、研究だけでなく教育についても探究し続ける姿勢を身につける」に向かって取り組んできました。

次回DAY5「授業改善と振り返り」では、ここまでの学びを振り返るポスターツアーを実施するとともに、DAY6・DAY7「模擬授業」に向けての準備に入ります。「模擬授業」では、ここまでの学びを体現する6分間の授業を設計して実践しますが、同時に、東大FFPの修了生Alumniの方達のご協力をいただき、効果的なフィードバックを行うことで、「模擬授業」のブラッシュアップを図っていきます。

これらを全てオンラインで行うことも、受講生にとって貴重な経験になるはずです。

最終回・DAY8「キャリアパスを考える〜SAPチャートの作成」に向けて、後半も充実した授業が続くことと思います。

東大FFPとして、引き続き、教育のオンライン化の先導者としての役割を担うべく、知恵を出し合い、さまざまな工夫をこらしながら、東大FFPらしいオンライン授業を行ってまいります。

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イベント 新着情報

英語版FFP(UTokyo Global FFDP)シンポジウムのお知らせ

来年度に新規スタートする英語版FFP「UTokyo Global FFDP」(正式名称:UTokyo Global Future Faculty Development Program)のイベントを、12月16日(木)午前にオンラインで開催します。

このイベントでは、FDの現状や課題、そして未来について、国内外のゲストスピーカーの方々と共に議論します。また、来年度開始予定のプログラムである「UTokyo Global FFDP」についてご紹介する予定です。

日時:12月16日(木)9:30-12:00(日本時間)

言語:主に英語(日英同時通訳あり)

場所:ZOOMによるオンライン開催

対象:教育実践・FD・UTokyo Global FFDPに興味関心がある方

参加費:無料

登壇者(敬称略):

  • <開会の挨拶>
  • 浅見泰司(東京大学大学総合教育研究センター長)
  • <キーノート/パネリスト>
  • 栗田佳代子(東京大学大学総合教育研究センター 教授)
  • 佐藤浩章(大阪大学全学教育推進機構 准教授)
  • 戸村理(東北大学高度教養教育・学生支援機構 准教授)
  • Linda von Hoene(Director of GSI Teaching and Resource Center, UC Berkeley)
  • Gabriel Hervas(東京大学大学総合教育研究センター 特任准教授)
  • <モデレーター兼サポーター>
  • 河上愛梨(東京大学大学総合教育研究センター 学術専門職員)

本イベントへのご参加をご希望の方は、以下のフォームからご登録をお願いいたします。

ウェビナー登録 – Zoom

詳しくは添付のポスターをご覧ください。

 

 

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新着情報

【開講しました】東大FFP 第18期 オンラインでの授業を開始いたしました

東大FFP 第18期も、インターネットを活用したリアルタイムの授業(Zoomによるオンライン授業)で開講し、42名(木曜・金曜クラス合計)の受講者と4名の他機関等からのオブザーバーでスタートいたしました。

 

東大FFPとして、第15期からオンライン授業へ全面的に移行するとともに、教育のオンライン化の先導者としての役割を担うべく、引き続き、知恵を出し合い、さまざまな工夫をこらしながら、東大FFPらしいオンライン授業を行ってまいります。

 

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フューチャーファカルティプログラム履修証授与式を「学内広報」で紹介

大学総合教育研究センターでは8月27日、東京大学フューチャーファカルティプログラム(東大FFP)の第17期修了者に対する履修証授与式を開催しました。

これを紹介する記事を本学学内誌「学内広報」1550号に掲載いただきました。東京大学 学内広報1550号 (u-tokyo.ac.jp)

集合写真(オンライン)も載っていますので、ぜひ11ページをご覧ください。第18期も今月、始まりました。

広報誌 「学内広報」 とは

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イベント 新着情報

【開催報告】Coursera「インタラクティブ・ティーチング」オンラインライブイベント 第1回 自己紹介

  • 実施日:2021年8月28日(土)15:00~16:30 
  • 場所:Zoom
  • 講師:東京大学 栗田 佳代子 吉田 塁
  • 言語:日本語

東京大学 大学総合教育研究センターが展開するオンライン講座 Coursera「インタラクティブ・ティーチング」では、オンラインライブイベントを開催しました。オンラインでの開催により、国内外問わずご職業やご専門など多種多様な計34名の参加者の方々にお集まりいただきました。今回のオンラインイベントは、MOOC講座のCoursera「インタラクティブ・ティーチング」の内容をもとに企画され、教育実践をされている方や教育に関心をお持ちの方を対象に開催されました。

イベントのスライドと講師の栗田先生(右上)

1.目的・目標

Coursera「インタラクティブ・ティーチング」は受講者のペースで進められる形ですが、今回リアルタイムのイベントを開催することによって、受講者の皆さんと共に学習の場を共有し、一人で出来ないことを経験することを目的としました。本イベントではCoursera「インタラクティブ・ティーチング」で体験できないようなインタラクティブな演習に焦点を当て、以下の三つを到達目標として掲げました。

●自己紹介の意義について説明できる

●自己紹介を実施する

●自己紹介の検討と評価作業を通して、自己紹介の内容や構成、デリバリー(伝え方)の観点を見つけられる

2.概要

  • (1)事前準備
  • 今回は事前課題として、参加者の方々全員に1分間の自己紹介(ご自身の担当科目、専門の紹介)を準備していただきました。
  • (2)当日
  • まず始めに、「インタラクティブ・ティーチング」講座の受講について参加者の方々に簡単なアンケートを行い、今回の目的・目標を確認しました。次に、本イベントにご参加いただく上でのルール(3Kなど)を確認しました。
  • 【自己紹介検討会】
  • 自己紹介検討会では、事前に応募いただいた一名の方に1分間の自己紹介を行っていただき、それを受けて他の参加者全員にフィードバックシートを記入していただきました。その後グループに分かれ、アイスブレイク(簡単な自己紹介)とフィードバックの共有を行いました。最後に、自己紹介を実施された方や講師、他の参加者の方々からのコメントを全体で共有しました。この後実施する各自の自己紹介を行う前に、「よい自己紹介」をつくるのに重要な観点を全員で共有することを目指しました。
  • 【自己紹介】
  • 三名ずつのグループに分かれ、検討会同様、1分間自己紹介→フィードバックシート記入→共有の流れで自己紹介を実施しました。
  • 【まとめ】
  • 最後に自己紹介の検討と実施を通して、学ばれたことをフォームにご回答いただきました。「よい自己紹介」に関するメタな視点の獲得を目指しました。

今回は、大学、高等学校、企業やフリーランスなどご所属も様々な計34名の参加者にお集まりいただきました。参加者のご専門・指導科目も文理を問わず多岐にわたり、国内だけでなく海外からご参加された方もいらっしゃいました。所属、分野、地域を超えて、実に多様な方々が集う学びの場となりました。

3.参加者の反応

イベント終了後にメールにてアンケートを配布し、計18名の方々にご回答いただきました。イベント全体に関する満足度(5=大変満足、1=大変不満とした5段階評価)について、33%(6名)の方が最高評価の5、44%(8名)の方が次点の4と回答されました。さらに、本イベントへの参加が将来にとって役立つと思うか(5=大変そう思う、1=全くそう思わないとした5段階評価)を尋ねたところ、33%(6名)の方が最高評価の5、33%(6名)の方が4と回答されました。

 

また、最後の自由記述欄では以下のようなコメントを頂きました。(個人が特定されないよう、一部抜粋しています。)

自分を客観視することができ、感謝しています。」

今回検討した自己紹介を早速、自分の勤務先の生徒に行いました。たかが自己紹介と侮らず、事前に用意しているのとしていないのでは大きな違いがあると感じました。」

「色々なバックボーンの方としかもオンラインで安心して話せるのは、3Kの精神を栗田先生がはじめにしっかり話して下さるからだ、と改めて感じました。また、オンラインで学ぶ立場を体験することを通じて、事前、当日、事後と一連の流れをどうデザインするかという視点が重要だと気づきました。ちょうど、分散登校やオンライン授業が行われ始めた時期で、学んだことをすぐに生かせた点もありがたかったです。」

「Courseraのオンライン配信のものも面白かったですが、今回のものも楽しく取り組めました。校務等との関係もありますが、タイミングが合えばまた参加したいのでよろしくお願いします。」

学ばれたことを早速実践されているとのご報告もあり、スタッフ一同嬉しく思っております。また、今回のイベントの改善点や、今後扱ってほしいトピックなどについても多数コメントをいただきました。皆様からのご意見をもとに、今後のイベント開発に取り組んでまいります。ご意見・ご感想をお寄せいただきました皆様に感謝申し上げます。

4.今後の予定について

今回はCoursera「インタラクティブ・ティーチング」初のオンラインイベントでしたが、イベント後のアンケートでは多くの方にご好評いただき大変嬉しく思っております。一方で、様々な課題も挙がったため、一つ一つ検討し次回以降のイベントの企画・運営に活かしていく所存です。今後も不定期でこのようなイベントを開催していく他、英語版の開発も視野に入れておりますので、是非今後とも多くの方にご参加いただけますことを願っております。詳細が決まり次第、お知らせいたします。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

参考情報

Coursera「インタラクティブ・ティーチング」https://www.coursera.org/learn/interactive-teaching

東大OCW「大学教育開発論」(東京大学フューチャーファカルティプログラム)https://ocw.u-tokyo.ac.jp/course_11441/

 

河上愛梨(「インタラクティブ・ティーチング」担当・学術専門職員)