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【開催報告】「インタラクティブ・ティーチング」アカデミー第1回「90分授業のデザイン」

先日終了しました下記のイベントにつき、当日の模様と、次回の予告について簡略ながらご報告します。
「インタラクティブ・ティーチング」アカデミー 第1回「90分授業のデザイン」

日時:2017年12月9日(土)10時~18時
場所:東京大学本郷キャンパス 工学部2号館92B教室
参加者数:21名(定員20名)
参加費:1万円(大学院生・PDは無料)
講師:栗田佳代子(東京大学 大学総合教育研究センター)
中村長史(東京大学 大学総合教育研究センター)

1.テーマ・目的
今回のテーマは、「90分授業のデザイン」でした。「学習者の学びが深まるような授業をデザインすることができるようになる」という目的のもと、より具体的には、①クラスデザインの意義を説明できるようになる(後述する事前課題に対応)、②クラスデザインシート(本講座で紹介している授業設計のフォーマット)を用いて授業を改善できるようになる(当日午前の内容に対応)、③クラスデザインシートを用いて自身の授業をデザインすることができるようになる(当日午後の内容に対応)といった到達目標を定めました。これらの目的・目標のもと、定員を超える参加(21名)を得て、開催されました。

2.概要
反転授業型の本イベントでは事前課題が設けられていました。当日は、事前学習の復習に続いて、サンプルのクラスデザインシートを改善する演習や、自身の授業のクラスデザインシートを作成する演習を行ないました。また、メタ振り返り会と題して、このイベント自体のデザインを振り返る機会を作りました。

(1)事前学習
動画「インタラクティブ・ティーチング」および書籍『インタラクティブ・ティーチング』(河合出版、2017年)の該当章(week4、4章)を視聴・読了してくることが参加者全員に課されました。また、希望者は、自分の授業のクラスデザインシートを作成・提出することができました。

(2)当日
【1】趣旨説明(10時~13時15分)
本日のプログラム全体の目的や構成、本イベントにおけるルールを確認した後、参加者同士の自己紹介を行ないました。

【2】事前学習の復習(10時15分~10時45分)
事前学習の復習についてグループワークを交えて行なうことで、知識の定着を図りました。ここでは、クラスデザイン一般における意義や注意点を中心に改めて確認しました。

【3】クラスデザインシート改善演習(10時45分~12時30分)
サンプルとして配布されたクラスデザインシートの優れている点と改善点とを指摘するグループワーク(ポスターツアー)を行ないました。事前課題とその復習で得た知識を実践できるようになることに、その狙いがありました。なお、ポスターツアーについては、動画week2の「4.ポスターツアー」や書籍『インタラクティブ・ティーチング』の31~33頁をご覧いただければ幸いです。

改善演習の様子

 

【4】クラスデザインシート作成演習(14時~16時)
午前の改善演習で学んだポイントを踏まえて、自身の授業のクラスデザインシート作成を行ないました。個人での作成とペアでの意見交換を繰り返すことで、設定した目的・目標に沿った授業設計ができているかを確認しました。

作成演習の様子

 

【5】まとめ(16時~16時30分)
まとめでは、本日学んだことや疑問に思ったことと、それを踏まえて翌日以降に各人の現場に持ち帰るものとを、グループワークや質疑応答を通して、確認しました。

(3)メタ振り返り会(17時~18時)
事前学習と当日のデザインについて、企画者側の設計意図、参加者側の感想を、時系列に沿って相互に話し合いました。この過程を通して、企画者側の工夫が功を奏した点、まだまだ改善が必要な点、その具体的な改善策などがみえてきました。

3.参加者の反応
大学教員11名、大学院生・PD7名、高校教員1名、企業2名の計21名の方々にご参加いただくことができました。満足度について5段階評価(際立って良かった、大変良かった、良かった、まあまあ、良くなかった)で尋ねたアンケートでは、48%の方が最高評価の「際立って良かった」、同じく48%の方が次点の「大変良かった」、4%の方が「良かった」と回答されました。今回より参加費をいただくことにしましたが、一定の評価をいただけて安堵しております。更なる高評価を目指して、メタ振り返り会やアンケートで挙がった改善点を次回以降の企画・運営に活かしていく所存です。

参加者同士の学びあい(ポスターツアー)の様子

 

4.次回予告
その次回以降ですが、2018年度に、クラスデザイン、シラバス(コースデザイン)、評価(ルーブリック等)、模擬授業などをテーマとして、3ヶ月ごとを目処に定期的に開催していく予定でおります。詳細が決まり次第、お知らせいたします。皆様のご参加をお待ちしております。

参考情報
動画「インタラクティブ・ティーチング」
JREC-IN webサイト
東大FD webサイト
書籍『インタラクティブ・ティーチング』(河合出版、2017年)
https://www.kawai-publishing.jp/book/?isbn=978-4-7772-1794-6(河合出版webサイト)

中村長史
(「インタラクティブ・ティーチング」担当・特任研究員、本イベント総合司会)

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KALS programmerの募集

駒場キャンパス教養教育高度化機構アクティブラーニング部門では、下記のようなプロジェクトがはじまります。

この部門に特任助教として所属されている東大FFP第1期修了の吉田塁さんが立ち上げるプロジェクトです。教育をよりよいものに変えていく活動にご協力いただける方を募集しています。

KALS Programmerの開発テーマを決めるプロジェクトが早速明日開催されます。ショートノティスですが、関心のある方はご参加ください。

詳細は下記を御覧ください。

・KALS programmer の募集について(12月11日〆切)
http://dalt.c.u-tokyo.ac.jp/kals-programmer-2017a/

・KALS Programmer テーマ決めワークショップについて(12月4日実施)
http://dalt.c.u-tokyo.ac.jp/kals-programmer-2017a-workshop/

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イベント 新着情報

東大FFP第10期 DAY5 模擬授業ピアレビューの練習とまとめ(ポスターツアーの体験)

11月30日、12日1日は東大FFPの5回目でした。今回のテーマは模擬授業のピアレビューの練習とまとめです。

模擬授業ピアレビューの練習

東大FFPでは6分間模擬授業を全員が行います。そして、1回限りでの実施はなく下記のよなスケジュールです。

模擬授業の全体検討(良い模擬授業の観点の修得、フィードバックの練習)(DAY5)
小さいグループ(5-6人)での模擬授業第1回目実施+時間をかけたピアレビュー(DAY6)
模擬授業第2回目実施(今度は12-13人のグループ)(DAY7)

今回は、1.を行いました。受講生2名(異なる研究領域から立候補or指名)に先行して模擬授業を披露してもらい、それをじっくりと検討します。多角的なフィードバックを共有することで、自身の模擬授業の質をあげるために役に立ててもらうことが目的です。

まず、模擬授業実践の価値(こうした機会は実はなかなかない、こと)、グラウンドルール(3K;敬意を持って、忌憚なく、建設的に)、自身の模擬授業つくりの観点獲得の意図を伝えて、模擬授業検討に入ります。

・模擬授業の実施(6分間)
・受講生:フィードバックシート記入、講師役学生:講師からのフィードバックを受ける(3分間)
・グループにわかれて良い点と改善点について議論(12分間)
・全体で共有・ディスカッション(12分間)
(実際には全体共有は、もっとかかりました。)

そして、二人分の模擬授業が終わったら、良い点改善点の「メタ化」をグループで話し合い、共有します。この「メタ化」によって、自分の模擬授業や今後の授業作りの観点を得てもらいたいという狙いがあります。

まとめ by ポスターツアー

ポスターツアーという方法を使って、これまでに学んだことを総復習します。総復習をするとともに、「ポスターツアー」というアクティブ・ラーニングの手法を体験するという目標があります。

ポスターツアーの詳細は、こちらの動画をどうぞ。→「インタラクティブ・ティーチング」WEEK2 ポスターツアー

前回行った「ギャラリーウォーク」との比較の上でのメリット・デメリットについて考えることを振り返りの課題の一部として含めました。

アクティブラーニングの手法は、座学による知識修得だけでは実践には結びつきにくいように思います。体験することにより、その効果や逆に限界が見えてきます。自分が「使える」ところまでは保証できませんが、少なくとも、実感を頼りに、想像力は働きやすいようになっているのではないかと期待します。

(栗田)

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イベント

12月開催「グローバルFD主催ワークショップ」

東京大学駒場のグローバルFD部門主催で、下記2つのワークショップが開催されます(12月5日、12月7日)。

ご関心のある方は、詳細をご確認の上ご参加ください。

 

=1つめ(12/5開催)=

As part of our Global FD initiative at UTokyo, we are hosting a seminar on “Incorporating Student Research into Teaching, or A Tale of 23, 236 Mulinia?” on Tuesday, December 5 2017, 17:00-18:30. The lecturer will be Prof. , Patricia Kelley, Professor Emerita of Geology, Department of Earth and Ocean Sciences, University of North Carolina Willmington.

Please come and join us!
Details about the seminar are listed below:

Title: “Incorporating Student Research into Teaching, or A Tale of 23,276 Mulinia”

Students learn best by doing: when they apply what they have learned to real-world problems, for instance by conducting research. When we incorporate student research in our teaching, students benefit from improved research skills and life skills (problem solving, critical thinking, communication), as well as enhanced personal development (self-confidence, ability to work independently and in teams). At many institutions, these benefits are reserved for a select group of high-achieving students who work individually with faculty members. However, research-embedded courses can make such benefits available to a wider range of students. This lecture will discuss best practices in experiential learning and the incorporation of research in teaching by focusing on courses with embedded student research. Guidelines will be presented for how to plan and execute a course-embedded research project, along with ways to overcome the challenges involved in adopting this mode of teaching.

Date: Tuesday, Dec 5 2017, 17:00-18:30

Place: KIBER 314 Komaba Campus The University of Tokyo

Eligibility: All faculty, staff and students welcome!

Language: English

Admission: Free

Registration: Encouraged here but walk-in also welcome!

Inquiries: GFD committee gfd-tokyo@adm.c.u-tokyo.ac.jp

Event URL: http://www.gfd.c.u-tokyo.ac.jp/event/20171205-00001158.html

 

=2つめ(12/7開催)=

As part of our Global FD initiative at UTokyo, we are hosting a workshop on “Controversial Topics in the Classroom:”(How) do we dare discuss them?” on Thursday, December 7 2017, 15:00-16:30. The lecturer will be Prof. , Patricia Kelley, Professor Emerita of Geology, Department of Earth and Ocean Sciences, University of North Carolina Willmington.

Please come and join us!
Details about the workshop are listed below:
Date: Thursday, Dec 7 2017, 15:00-16:30

Place: KIBER 314 Komaba Campus The University of Tokyo

Eligibility: All faculty, staff and students welcome!

Language: English

Admission: Free

Registration: Encouraged here but walk-in also welcome!

Inquiries: GFD committee gfd-tokyo@adm.c.u-tokyo.ac.jp

Event URL: http://www.gfd.c.u-tokyo.ac.jp/event/20171207-00001159.html

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【開催予告】「インタラクティブ・ティーチング」フォーラム 第1回「あらためて、シラバス」

お申込を締め切らせていただきました。

多数のご応募に改めまして感謝申し上げます。

 

東京大学大学総合教育研究センターと日本教育研究イノベーションセンターでは、標題のイベントを以下のとおり開催いたします。申込開始はプログラムの詳細が確定する12月下旬以降を予定しておりますが、ご関心をお持ちくださった方は、日程をご確認いただければ幸いです。

オンライン講座「インタラクティブ・ティーチング」の動画や書籍『インタラクティブ・ティーチング』(河合出版、2017年)を利用した対面型(反転授業型)のフォーラムです。これまでに2回開催してきましたBigリアルセッションの後継事業として、規模を拡大して実施いたします。

第1回となる今回は、「あらためて、シラバス」と題しまして、シラバスをテーマとしました。シラバスは、普及はほぼ100%となってはいるものの、学生にとっては多くの場合授業選択の資料にとどまり、また、教員にとってもただ何となく項目を埋めるだけのものになりがちです。しかしながら、工夫次第で学習者の学びを促すことができ、教員にとってもコースデザインのツールとなります。そういった工夫について、グループワークを交えながら学び合う場としたいと考えております。多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。

(以下、案内)

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「インタラクティブ・ティーチング」フォーラム

第1回「あらためて、シラバス」
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1. 日時

2018年3月4日(日)10時~18時

2. 場所

東京大学 駒場キャンパス 講堂・10号館

http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/map02_02_j.html(アクセスマップ)

3. 対象

大学教職員、高等学校教職員、中学校教職員、一般の方など [定員300名先着順]

4. 参加費

3,000円(情報交換会に参加の方からは、別途3000円を頂戴します)

5.講師

栗田佳代子(東京大学)、佐藤浩章(大阪大学)、中村長史(東京大学)、吉田塁(東京大学)ほか

 

主催:日本教育研究イノベーションセンター、東京大学大学総合教育研究センター

協力:河合塾、KEIアドバンス

 

参考情報

動画「インタラクティブ・ティーチング」
JREC-IN webサイト
東大FD webサイト

書籍『インタラクティブ・ティーチング』(河合出版、2017年)
https://www.kawai-publishing.jp/book/?isbn=978-4-7772-1794-6(河合出版webサイト)

Bigリアルセッション開催報告

https://dev2.utokyofd.com/information/post-1998/(第1回:2017年2月4日)

https://dev2.utokyofd.com/information/post-2294/ (第2回:2017年8月20日)

 

以 上

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本件に関する問合せ先
interactivet<at>tree.ep.u-tokyo.ac.jp(担当:中村長史)までお問い合わせください。
<at>を@に替えて、件名を「IT20180304」として、ご送信いただければ幸いです

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イベント

開催「グローバルFD主催ワークショップ」

東京大学駒場のグローバルFD部門主催で、下記ワークショップが開催されます。

ご関心のある方は、詳細をご確認の上ご参加ください。

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Being an academic: What am I doing this for again?

Professor James Arvanitakis has been awarded the Australian Prime Minister’s Australian University Teacher of the Year. He gained this prestigious recognition, through an impressive track record of implementing innovative and alternative teaching methods. His tutorials integrate open phone lines allowing students to text-in questions as well as flash mob dances to explain chaos theory.

In this workshop James, will discuss the need to innovate teaching, enhancing the quality of learning and teaching in Higher Education and how we can find the nexus between research, community engagement and teaching.

Date: Tuesday, Nov 22 2017, 17:00-18:30

Place: KIBER 314 Komaba Campus The University of Tokyo

Eligibility: All faculty, staff and students welcome!

Language: English

Admission: Free

Registration: Encouraged http://www.globalkomaba.c.u-tokyo.ac.jp/cypochi/form/sp/gkomaba000234.html but walk-in also welcome!

Inquiries: GFD committee gfd-tokyo@adm.c.u-tokyo.ac.jp

Event URL: http://www.gfd.c.u-tokyo.ac.jp/event/20171122-00001155.html

Prof. James Arvanitakis Workshop Poster

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東大FFP第10期 DAY4 評価

11月9日、10日は東大FFP第10期の4回目でした。今回のテーマは評価です。

今回の主たるトピックは下記のとおりです。

・評価の意義
・評価の方法・対象
・形成評価と総括的評価
・評価の信頼性・妥当性・効率性
・評価後の対応
・ルーブリック

今回「形成的評価」と「総括的評価」をこちらから説明せずに手元資料を理解して手元資料のグラフを互いに説明する、というワークと質疑応答、という形に変えてみました。最後に、全体でお一人に説明してもらうことで、知識の保証をしますが、やはり適切な資料を渡して「自分で理解して説明し合う」方が良いように思います。

東大FFPでは毎期この評価の回で、そのルーブリック作成演習を行います。ルーブリックは「知ってる」と「作れる」は全く別者です。実際に作成経験をすることで,ルーブリックの価値や限界をじぶんごととして考えてもらうことを大切にしています。

ルーブリックはゼロから作るのはとても大変です.これを軽減する一つの方法として,類似した目的のルーブリックをお手本としてそれを自分のものにカスタマイズするという方法が有効です。例えば、下記のようなサイトがあります。

AAC&U VALUE Rubric(英語)
アメリカの大学協会がvalue rubricというものを公開しています.これは,いわば多様な課題に用意されたルーブリックの雛形で、「これを利用してカスタマイズして使ってね」というものです。shopping cart経由になりますが無料でダウンロードできます。

また、ルーブリックはグループで作成します。そして、共有はできたものを自由に見て回る「ギャラリーウォーク」という方法を使いました。1人説明担当の人を残して、それ以外の人は自由に見て回ります。次回の授業では「ポスターツアー」という共有方法を体験してもらいますので、それらの方法の対比もしてもらいたいと考えています。

今回で、いわば「知識提供」の回はおしまいです。次回以降は復習と、それから模擬授業に入っていきます。早いものでもう折り返しです。

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東大FFP第10期 DAY3 シラバス、コースデザイン

10月26日、27日は東大FFP10期の第3回目でした。今回のトピックは下記のとおりです。

  • ・シラバスの役割
  • ・シラバスの目的と目標の設定
  • ・コースデザイン(グラフィック・シラバスの作成)
  • ・学習を促すシラバスへの改善

 

シラバスは単に学生が授業選択のために使うだけでなく、学習を促すもの、そして、教員にとっては、そのコースをデザインしたり、教育業績のエビデンスとして用いることのできるものです。その意義をまず最初に学びます。DAY3は、自作シラバス,あるいは,自分が担当すると想定される授業と類似する授業のシラバスを持ってきてもらい,その改善を行いながら学習を進めるというスタイルをとっています.

まず、目的・目標について確認し、各自で修正を行いペアで互いにさらにブラッシュアップをはかります。続けて、Backward Designについて説明した後に、グラフィックシラバスの作成を通してコースデザインに取り組みます。

グラフィックシラバスは、いわば教えることの構造化です。なんとなくでも15回の授業は作れてしまいますが、その暗黙の構造を明確にすることで、より学生に伝わりやすく学びやすい配置、順序、そして、その構造化を伝えるために、グラフィックシラバスを作成してもらっています。

また、テキストシラバスの改善は、東大FFPのシラバスに、コメント機能を使って各項目のポイントを説明した資料を配布し、それと手持ちのシラバスを比較しながら「改善ポイント」をまず自分で見つけ、後にグループで、その観点を共有するというワークを行いました。共有では、観点をより多く得て、自分のシラバスをよりよいものにする、ということが目的になります。

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東大FFPとインタラクティブ・ティーチング、未来社会協創推進本部登録プロジェクトに

東京大学フューチャーファカルティプログラム(東大FFP)とインタラクティブ・ティーチングが、東京大学・未来社会協創推進本部の登録プロジェクトに定められました。

未来社会協創推進本部登録プロジェクトとは、2015年に国連全加盟国により採択されたSDGs(Sustainable Development Goals;持続可能な開発目標)に基づき、東京大学の多様な活動を可視化・発信することにより、シナジーと社会的価値の創出に繋げるための仕組みです。

詳細につきましては、未来社会協創推進本部のwebサイトをご確認いただければ幸いです。
http://www.u-tokyo.ac.jp/adm/fsi/ja/sdgs_project127.html