} ポスドク – ページ 14 – 東京大学ファカルティ・ディベロップメント | 東大FD | TODAI FD.COM | 東京大学
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東大FFPの教材がOCWで公開開始!

東大フューチャーファカルティプログラム(Future Faculty Program =FFP。大学教育開発論)の教材・映像が、UTokyo OCW(*)での公開を開始しました。
今後も順次、資料や映像が公開されていきますので、「教え方」について学びたい方、本プログラムにご関心をお持ちの方(大学教員、大学院生、教育関係者など)、ぜひご覧ください。

こちらのリンクからどうぞ。

https://ocw.u-tokyo.ac.jp/course_11441/

 

【東京大学フューチャーファカルティプログラム(東大FFP)】

東京大学に在籍する大学院生・ポストドクター・若手教職員を対象とし、教育力向上をめざす半期のプログラムです。学習者主体の授業ができるような実践力を身につけることを目的にしたプログラムで、所定の活動を修了した方には、履修証が交付されます。本プログラムは、2013年度より開講されており、OCWにおいて公開されているプログラムは、オンラインで実施されています。

*UTokyo OCW

東京大学の講義資料を無償で公開するWebサイト(OCW=Open Course Ware )。東京大学の「知の開放」プログラムのひとつです。

なお、UTokyo OCWでは、東京大学の教育プログラムに従って提供されている正規講義の講義資料や講義映像を、東京大学の外の方々にも無償で提供しています。このサイトで公開されている資料は、実際の講義で提供されているものとほぼ同じです。
これらの資料等については、著作権の制限に応じて、東京大学が許諾処理を行っています。利用にあたっては、各資料に記載されている著作権情報をよくご覧の上、個々に決められた条件を守っていただくようお願いいたします。

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【東大FFP第16期】なべたん日記・DAY_0

「元高校教員が、ある日突然、FFP担当の研究支援員になった」の巻

「なべたさーん、前に関戸さんが書いていたFPPの授業紹介の記録、書いてアップしておいてくださいね。え、そんなに難しく考えなくていいですよ。そうね、なべたさんがいつもFacebookにあげている、あの”食い倒れ日記”的な感じでいいですから、はい」

そうやって突然業務(近い方たちは、これを“栗田さんの無茶振り”と称されていますが…)をいただけることに、日々、喜びを感じ、この仕事を9月1日より始めております、鍋田修身(なべたおさみ、なべたん)です。

栗田先生とは、TPチャートのワークショップ、その前に、高校の教員を中心に「授業のあり方について、科学的でちゃんとエビデンスがあるものをベースに追究してみたい」という会合があり、栗田先生がオブザーバーとして参加していただいていました。そこでもお会いしていた(というか栗田先生の研究室に伺った)というつながりはあったものの、まさかここでFFPの運営のお手伝いをすることになるとは、当時は夢にも思っていませんでした。

私自身は、高校の現場を一昨年度末に離れ、教育支援を行うNPO法人SOMAの職員として、少し違う立場から学校を眺めつつ、一緒に働いていた先生方や、教育のあり方について議論をしてきた小中学校の先生方に対して、何らかの形で支援的な取り組みができないものかな、と考えていました。

高等教育も改革を求められていると伺いましたが、初中等、特に高校現場は、今、相当な勢いで改革の波を受けています。大学が変われば、次に変わるべきは高校という図式は当たり前なのかもしれません。

しかし、現場の教員は急には変われませんし、変わる術も理論もない場合が多いです。日々の実務に追われ、ただただ目の前の問題を解決することに邁進していることで精一杯、という状況も少なくありません。

上から「変えなさい」のいう風潮だけでは厳しいです。彼らと一緒に走りながら「変わっていきましょう」という存在が、これからの学校には必要じゃないかな、そう考えました。しかし、ずっと現場にいた私には、本で聞きかじった程度の理論しかなく、体系的に学ぶ努力もしてこなかったので、学校現場を離れた今、そうやって現場の先生方に伴走するのであれば、今一度、しっかりと教育について学び直さなくては!と思っていました。その矢先に、職員募集の「公募」の二文字がFacebookから飛び込んできた、ということです。

そして紆余曲折はあったものの、結果的に、今の仕事をすることになりました。働きながら学ぶ、という感じではありますが、FFPの諸々の準備や授業時の支援業務などをしながらも、栗田先生の授業を目の当たりにして学ぶことができますし、そこに参加されている受講生の皆さんの真摯な学びを直接感じ取ることもできます。私にとっては願ってもない環境です。

ただ、そんな中で思い出されるのは、TPチャートのワークショプのときの栗田先生の言葉でした。
「参加されている方達が、これをきっかけにご自身の課題に気づいたり、成長を感じ取ったりすることで、その方達の教育活動のお役に立てるよう、誠心誠意やっていくことが大切だと思い、そのことはしっかりと心がけています」
私も自分の学びは大切にしていきたいですが、同時に、この仕事を通して、参加されている受講生のみなさんのお役に立てるように、精一杯取り組ませていただければと思っています。

ということで、関戸さんの日記の「DAY 0」はFFPの紹介だったのですが、今回の私の記事は、自分の話に終始してしまいました。ま、FFPの丁寧な説明は、ちゃんとこのサイトにもありますし、関戸さんの日記・DAY 0にもその概略はしっかり書かれていますので、気になる方には、ぜひそちらを読んでいたければと(自分の)逃げ道を作っています(汗)

とはいえ、この調子では、「この投稿を通して実際のFFPの様子を伝える」という本来の目的を達成できませんので、次回からはしっかりとDAY 1の授業のようすなどを丁寧にお伝えしようと思っています。あくまでも私という人間を通してのアウトプットになりますので、どうしても初中等教育の実践者の視点が加味されてしまうとは思いますが、ある種の異分子であることをちゃっかり利用して(汗)、そのこと自体も何かのお役に立てばと思い、しっかりとお伝えしていく所存です。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

大学総合教育研究センター
FFP担当 研究支援員 鍋田修身
(NPO法人SOMA コーディネーター)

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「大学で教える」を学ぼう。東大FFP「大学教育開発論」第16期受講者募集!

※第16期東大FFPにつきましては、新型コロナウィルス感染症対策を踏まえ、木曜・金曜クラスとも、リアルタイムのオンラインの開催となります。

教育力を向上させたい大学院生、ポストドクター、若手教職員のみなさまへ!
「東京大学フューチャーファカルティプログラム(東大FFP)大学教育開発論」
本エントリー受付中!

大学教員には、研究力だけでなく、教育力も求められます。
東大FFPは、あなたの教育力を向上させる、実践的な学びの場をご用意しています。

★体系的に「教え方」を学べる!
★専門領域を超えたネットワークを作れる!
★修了者には履歴書に書ける公式の履修証を発行!
★大学院生は単位修得もできる!

【応募資格】
東京大学在籍の大学院生、ポストドクター、若手教職員

【日時と場所】
2020年度Aセメスター<A1+A2ターム>
・木曜クラス(定員25名)3, 4限(予定)
・金曜クラス(定員25名)3, 4限(予定)
いずれもリアルタイムのオンライン開催
全8回(原則、隔週実施)

【詳細および応募方法】
下記のURLからアクセスしてください。

受講方法


(応募者多数の場合には、フォームにご記入いただいた内容をもとに選考を行います。)

【募集締め切り】
9月27日(日)23時59分

ご質問等がございましたら、遠慮なくご連絡ください。
みなさまのエントリーを、お待ちしております!

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大学総合教育研究センター
准教授・副センター長 栗田佳代子
utokyo_fd@he.u-tokyo.ac.jp

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【開催報告】東大FFP 第15期 履修証授与式を開催しました

2020年8月5日(水)、Zoomによるオンライン開催で東京大学フューチャーファカルティプログラム(東大FFP)第15期履修証授与式を行いました。
第15期からは57名が修了し、本学大学総合教育研究センターの森山工センター長よりご祝辞をいただくとともに、各人へ履修証が授与されました。
過去の修了者の方にもゲストスピーカーとしてご登壇いただき、修了生の様々な活動やアラムナイネットの紹介を行って頂きました。

東大FFPはこれまでに学内全研究科・計714名の修了者を輩出しております。
来期(第16期)の開講は2020年10月を予定しており、現在以下のページでエントリーを受付中です。

→ https://dev2.utokyofd.com/ffp/apply/

 

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「研究者支援制度パンフレット2020」発行のお知らせ

本学研究推進部学術振興企画課から「研究者支援制度パンフレット2020」が発行されましたのでお知らせいたします。主に大学院生や若手研究者の今後の研究活動に役立つ内容となっておりますので、是非ご活用ください。

 

研究者支援制度パンフレット2020
「研究者一人一人を支援します! ~東京大学の更なる研究力強化を目指して~」

https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/research/systems-data/support.html

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【東大FFP第15期】オンライン授業実況中継(DAY4)

第15期も、折り返し地点に差し掛かりました。

DAY4の授業は「学生の学びを促すシラバスとコースデザイン」です。

これまでは、クラスの中身の話が中心でしたが、今回はコースの話です(ここで、クラスとは、東大を例にとれば一回105分間の授業のことを指し、コースとはS1タームの授業全体のことを指します)。

まずは、前回の復習からスタート。

DAY3の授業テーマは「評価」でしたが、授業開始早々、復習のためのZoomのブレークアウトセッションを利用したペアワークを実施。復習の方法としては,まず,「10分間でできる復習の問いかけを考える」ことを一人で行いその後にペアでその復習の問いかけをしあいました。自分のペア相手からは「総括的評価」、「形成的評価」といった、いくつかのキーワードを織り交ぜた「問いかけ」がありました。復習の方法に関して栗田先生からは「復習にも難易度がある。レベルを段階的に上げ、受講者のモチベーションに合わせた復習を行うことが有効」との言葉がありました。

そして、シラバス

シラバスでは、まずコースの存在意義を示した目的と、その目的を具体化した目標を定め、目標は学生を主語に、一つの文章に一つの目標を書くことが必要だ、との説明。そのあと、手元にある既存のシラバスをグループメンバーとZoomで画面共有しながら、シラバスを改善。受講生からは、「出来上がっているシラバスを改善するのはなかなか難しかったです」との反応がある一方、「既存のシラバスを自分のものとして修正するワークを通じて、シラバスがどうあるべきか自分ごととしてよく学べたように思う」、「漠然と作っていたシラバス作成という作業に、自らの頭で考え作成する手がかりが得られたと感じております」、「もやもやしていた、自分ができる・したい授業の形が具体的に見えてきました。シラバスを作ることが、頭の整理や分野の整理、内容(アイテム)の選出にとても役立つことが実感できました」との感想が聞かれました。

さらに、DAY4のハイライトであるグラフィック・シラバスの作成に突入。

これまで、リアルタイムの対面式授業では、付箋でやっていたことをオンラインで実施。Googleスライドを画面共有し、活発な議論を展開。「グラフィック・シラバス作成について、ブレイクアウトルームでの議論で不明確なところが洗い出されて楽しむことができました」、「グラフィック・シラバスを利用すると授業の流れや組み立て方が見えやすくなり、文章だけのシラバスを書く際にとても有用であることが分かりました」、「グラフィック・シラバスでは、テキスト・シラバスでは問題がなさそうに見えたものが、流れを可視化することで改善点が見えてきて、興味深かったです」など、総じてグラフィック・シラバスの有用性を感じたという感想が多く聞かれました。

また、DAY4を終え、改めて受講生からは、「シラバス作成に関して学び、作成の面白さ・深さ、そして難しさを感じました。自分の授業で活かせる部分も多く、この授業を受講して良かったと再び思いました。本日の授業で印象的だったのはグループワークでした。2度のシラバス修正と視覚化の検討は、和やかかつ建設的でした。このように学生の立場に立つことで、いかに学生同士のインタラクションのインパクトが大きいかを実感できることも、FFPの魅力だと感じました」。

いよいよFFP第15期は、これから後半戦に入ります。

大学総合教育研究センター
高等教育推進部門
川崎成一

 

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【東大FFP第15期】オンライン授業実況中継(DAY1~3)

 

東大FFP第15期は、新型コロナウィルス感染症拡大を受け、インターネットを活用したリアルタイムの授業(Zoomによるオンライン授業)で開講いたしました。

DAY1(第1回)「イントロダクション」として4月16日にスタート、アイスブレイク(他己紹介)や1分間研究紹介、そして、課題として研究紹介を各自で録画・アップし、相互評価を行いました。

DAY2(第2回)「クラスデザイン」(モチベーション、クラスデザイン、アクティブ・ラーニング)では、モチベーションを高める工夫やクラスデザインの意義、ADDIEモデル、アクティブラーニング(AL)の方法など、限られた時間内ではありますが、充実した、贅沢な内容を効果的に学びました。特に、モチベーションでは、Zoomのブレークアウトセッション機能を使ったグループワークで、Googleスライドを画面共有し、皆で意見を出し合いながら付箋に書き込みを行うなど、オンライン授業の持ち味を十分発揮したものでした。

DAY3(第3回)「評価」では、Googleフォームを随所に使いながら、皆でその内容を共有し(その場で受講者全員に回答をしてもらい、それを即座に共有できるところはオンライン授業の良いところ)、また、ルーブリックの作成演習ではギャラリーウォークをオンライン授業で試みるなど、新しいツールを積極的にクラスデザインに組み込み、オンライン授業の限界に挑戦したとも思える内容でした。

このように、東大FFP第15期では、これまで行ってきたリアルタイムの対面式授業に、オンライン授業でどこまで迫れるのか、期待と不安が入り混じるかたちでスタートしましたが、受講者からは、「オンライン授業を受けるのは初めてでしたが、対面と変わらないくらいスムーズな進行で感心した」、「オンラインも双方向や参加者同士と関わりながら、ブレークアウトルームで学ぶことができてとても楽しく参加しています」、「Zoom、Sli.do、Google Classroomなど、アプリの特性をうまく使い分け、オフラインとほぼ変わりない授業を展開していた」など、オンライン授業を前向きにとらえる感想が多く寄せられています。

また、今後、講義のオンライン化がより一般化していく可能性がある中で、「思いがけずオンライン授業になり残念だなと思っていましたが、逆にこれから重要なオンライン授業を、インタラクティブティーチングの最先端を研究されているプロフェッショナルの先生に習えることはとてもありがたいと思った」と本授業に対する大変高い期待も寄せられました。

東大FFP第15期はDAY3(第3回)を終え、まだ折り返し地点にも達していませんが、さらなる挑戦と進化を遂げながら、FFPらしいオンライン授業をゴールのDAY8(第8回)を目指して走り続けます。

大学総合教育研究センター
高等教育推進部門
川崎成一

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【開講しました】東大FFP 第15期 オンラインでの授業を開始いたしました

東大FFP 第15期は、新型コロナウィルス感染症が拡大するなか、インターネットを活用したリアルタイムの授業(Zoomによるオンライン授業)で開講いたしました。

第15期は、新型コロナウィルス感染症が拡大するという厳しい環境下にもかかわらず、大変多くのみなさまにご応募いただき、59名(木曜・金曜クラス合計)の受講者でスタートいたしました。

東大FFPとして、オンライン授業への全面的な移行は当然ながら初めての経験となりますが、教育のオンライン化の波は避けて通ることはできず、逆にこれを機に、その先導者としての役割を担うべく、知恵を出し合い、さまざまな工夫をこらしながら、FFPらしいオンライン授業を行ってまいります。

 

 

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【開催】東大FFP説明会「プレFFP」(4/9, 17:00-)

4月9日に、第15期東大FFP開催に先立ち、「プレFFP」を開催いたします。

Sタームに開催される東大FFPのご説明と、今回開催のプレFFPのご紹介です。
ご興味のある方のご参加をお待ちしております。

*東大FFPについての説明
本プログラムは、教育力の向上と研究領域を越えたネットワーク構築を目的とした半期のプログラムです。主体的に学ぶ教育の実践力育成を目指し、授業のデザインやシラバス作成、模擬授業実施等がカリキュラムとして構成されています。
これまでの7年間14期に全研究科から合計657名が修了しました。募集人数に対して平均して1.4倍の応募があり、最近は全体の4割ほどを学振の特別研究員が占めています。

*プレFFPの実施
半期にわたる受講は、ややハードルが高いという現状があります。一方、毎回セレクションが発生しており受講希望に全て対応しきれていません。そこで、東大FFPの一端を学ぶ機会の提供を目的として、4月9日(木)17時から「プレFFP」を行います。
本プログラムは1時間半で、基本的な授業構成、グループ活動のファシリテーションなどを含みます。これからTAを担当する学生の基礎的な授業知識獲得の機会としても活用いただける内容となっています。また、各研究科等でのTA研修プログラムとしてご関心をお持ちの先生方も歓迎いたします。

なお、第15期プレFFPにつきましては、新型コロナウイルス感染症対策を踏まえ、Zoomによるオンライン開催とします。
Zoom入室に必要なURLは、下記URLによる参加登録後にお送りします。

参加をご希望される方は、お手数でございますが、下記URLにて事前の参加登録をお願いいたします。
申込URL:https://bit.ly/33Ha2wz

日時:2020年4月9日17:00-18:30
場所:リアルタイムのオンライン開催
対象:東大FFPに関心のある本学在籍の大学院生、ポスドク、教職員

皆様のご参加をお待ちしております。