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「インタラクティブ・ティーチング」動画をFisdomで公開

東京大学大学総合教育研究センターと日本教育研究イノベーションセンターは、オンライン講座「インタラクティブ・ティーチング」を Fisdom でも公開いたしました。

Fisdomは、講義をパソコン・スマートフォンからオンラインで受講できるJMOOC公認プラットフォームであり、富士通株式会社により運営されています。
このプラットフォームに、この度「インタラクティブ・ティーチング」が加わることとなりました。

この機会に、是非、動画を視聴していただければ幸いです。
内容の詳細につきましては、Fisdom 「インタラクティブ・ティーチング」をご覧いただければ幸いです。

「インタラクティブ・ティーチング」がより多くの方の元に届くことを願っております。
引き続き、よろしくお願い申し上げます。

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イベント

【開催】東大FFP説明会「プレFFP」

4/11に「プレFFP」を開催いたします。
Sタームに開催される東大FFPの説明会および体験会です(詳細下記)。

東大FFPにご興味のある方のご参加をお待ちしております。

*東大FFPについての説明
本プログラムは、教育力の向上と研究領域を越えたネットワーク構築を目的とした半期のプログラムです。主体的に学ぶ教育の実践力育成を目指し、授業のデザインやシラバス作成、模擬授業実施等がカリキュラムとして構成されています。
これまでの6年12期に全研究科から合計561名が修了しました。募集人数に対して平均して1.5倍の応募があり、最近は半数以上が学振の特別研究員で占められています。

(東大FFPの説明ページ) https://dev2.utokyofd.com/ffp/about/

*プレFFPの実施
東大FFPの半期にわたる受講は、ややハードルが高いという現状があります。一方、毎回セレクションが発生しており受講希望に全て対応しきれていません。そこで、東大FFPの一端を学ぶ機会の提供を目的として、4月11日(木)17時から「プレFFP」を行うこととなりました。
プレFFPでは、現在の大学教育の大きな変化をおさえつつ、東大FFPの基本的説明と実際の授業の体験などを含みます。
これからTAを担当する学生の基礎的な授業知識獲得の機会としても活用いただける内容となっています。また、各研究科等でのTA研修プログラムとしてご関心をお持ちの先生方の参観も歓迎いたします。資料準備の都合上下記URLにて参加登録をお願いしておりますが、予約なしの参加も歓迎いたします。

申込URL:https://forms.gle/YMEx7cPPDDxM6enZ6

 

日時:2019年4月11日17:00-18:30
場所:東大総合図書館別館地下ライブラリプラザ
https://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_00_07_j.html

対象:東大FFPに関心のある本学在籍の大学院生、ポスドク、教職員

皆様のご参加をお待ちしております。

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イベント

「大学で教える」を学ぼう。東大FFP「大学教育開発論」第13期受講者募集!

教育力を向上させたい大学院生、ポストドクター、若手教職員のみなさまへ!
「東京大学フューチャーファカルティプログラム(東大FFP) 大学教育開発論」
本エントリー受付中!

大学教員には、研究力だけでなく、教育力も求められます。
東大FFPは、あなたの教育力を向上させる、実践的な学びの場をご用意しています。

★体系的に「教え方」を学べる!
★専門領域を超えたネットワークを作れる!
★修了者には履歴書に書ける公式の履修証を発行!
★大学院生は単位修得もできる!

【応募資格】
東京大学在籍の大学院生、ポストドクター、若手教職員

【日時と場所】
2019年度Sターム(S1+S2)
・木曜クラス(定員25名)3, 4限 福武ラーニングスタジオ(本郷キャンパス)
・金曜クラス(定員25名)4, 5限 駒場KALS(駒場キャンパス)
全8回(変則的な隔週実施)

【詳細および応募方法】
下記のURLからアクセスしてください。

東大FFPとは


(応募者多数の場合には、フォームにご記入いただいた内容をもとに選考を行います。)

【募集締め切り】
4月14日(日)23時59分

ご質問等がございましたら、遠慮なくご連絡ください。
みなさまのエントリーを、お待ちしております!

大学総合教育研究センター
准教授 栗田佳代子
utokyo_fd@he.u-tokyo.ac.jp

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新着情報

【開催報告】「インタラクティブ・ティーチング」アカデミー第7回「模擬授業クリニック」

先日終了しました下記のイベントにつき、当日の模様と、次回の予告について簡略ながらご報告します。

「インタラクティブ・ティーチング」アカデミー 第7回「模擬授業クリニック」

日時:2018年3月2日(土)13時~18時、3日(日)10時~17時
場所:東京大学本郷キャンパス 工学部2号館93B教室、92B教室
参加者数:32名(うち模擬授業実施者5名)

講師:栗田佳代子(東京大学 大学総合教育研究センター)
吉田塁(東京大学 教養学部)
関戸大(仙台高専/東京大学 大学総合教育研究センター)
中村長史(東京大学 大学総合教育研究センター)

1.テーマ・目的
今回のテーマは、「模擬授業」でした。「学習者の学びを促す授業を実施できる」という目的のもと、より具体的には、下記の到達目標を定めました。
①「学習の科学」(モチベーションなど)について理解し授業設計に活用できる(事前学習に対応)
②他者の模擬授業を改善する作業を通して、授業実施の際に注意すべき観点を説明できる(当日に対応)
③自身の模擬授業を改善する作業を通して、よりよい実践に活かせる(当日に対応) *③は模擬授業実施者のみ

2.概要
反転授業型の本講座では事前学習の機会が設けられていました。当日は、事前学習を踏まえて、模擬授業の実施・検討を行ないました。
(1)事前学習
動画「インタラクティブ・ティーチング」および書籍『インタラクティブ・ティーチング』(河合出版、2017年)の「学習の科学」に関する部分(week3、3章)を視聴・読了してくることが参加者全員に課されました。学びを促す授業を実施するうえで、モチベーションの喚起等に関する理論が重要となるためです。また、模擬授業実施者には、授業案や当日の資料の事前提出が求められました。

(2)当日
<1日目>
【1】趣旨説明(13時~13時15分)
本日のプログラム全体の目的や構成、本イベントにおけるルールを確認した後、参加者同士の自己紹介を行ないました。今回の参加者は、模擬授業の実施者5名と模擬授業を受ける立場の参観者26名で構成されています。

【2】模擬授業の実施・検討1回目(13時15分~16時15分)
まず、模擬授業を実施・検討する意義について確認した後、お一人目の模擬授業を行ないました。その後、2つの教室に分かれ、引き続き模擬授業を行ないました。ここでは、一人10分間の模擬授業後、それぞれ40分間の意見交換の時間を設け、優れている点と改善点・改善案をグループごとおよび全体で検討しました。

模擬授業の様子

【3】模擬授業の改善[実施者]/模擬授業から学べること[参観者](16時35分~17時45分)
2つの教室に分かれて実施しました。
実施者は、1回目の実施の際に得たフィードバックを踏まえて、各人の授業の改善に取り組みました。
一方、参観者は、1回目の模擬授業で検討した学んだことについて、「デザイン・コンテンツ」に関することと「デリバリー(伝え方)」に関することに分けてグループごとに共有したうえで、ポスターツアーによって全体で共有しました。それぞれの模擬授業の検討から学んだ具体的な事柄を参観者各人の授業改善に活かせるように一般化(メタ化)することが狙いでした。

<2日目>
【4】模擬授業の実施・検討2回目(10時~15時10分)
1回目の実施の際のフィードバックを踏まえて改善された授業を、今度は5名全員が同じ教室で実施しました。ここでは、10分間の模擬授業後、それぞれ20分間の意見交換の時間を設け、優れている点や改善された点、なお残る改善点や改善案について意見交換しました。当該授業を初めて聴く方と二回目の方の双方の視点から検討を行なうことに、その狙いがありました。

【5】FDとしての模擬授業(15時10分~16時20分)
模擬授業をFDプログラムとして意義あるものにするために、運営者や模擬授業実施者、参観者にとって、どのような準備・心掛けが重要かをグループワークを通して考えました。各人の所属する教育現場で模擬授業を実施していただく際にできる工夫を検討していただくこと、また本講座における模擬授業を改善していくに際してのご提案をいただくことが狙いでした。

【6】まとめ(16時30分~17時)
まとめでは、本日学んだことや疑問に思ったことと、それを踏まえて翌日以降に各人の現場に持ち帰るものとを、グループワークや質疑応答を通して、確認しました。

参加者同士の学び合い(FDとしての模擬授業)の様子

3.参加者の反応
参加者32名の構成は、大学・高専教職員12名、大学院生・PD12名、高校・中学校教職員4名、小学校教職員1名、専門学校等教職員2名、企業1名でした。満足度について5段階評価(際立って良かった、大変良かった、良かった、まあまあ、良くなかった)で尋ねたアンケートでは、44%の方が最高評価の「際立って良かった」、52%の方が次点の「大変良かった」、4%の方が「良かった」と回答されました。
本講座に参加したことで今後の実践は変わりそうかについて、やはり5段階評価(大きく変わると思う、変わると思う、あまり変わらないと思う、全く変わらないと思う、わからない)で尋ねたアンケートでは、25%の方が最高評価の「大きく変わると思う」、67%の方が次点の「変わると思う」、8%の方が「あまり変わらないと思う」との回答でした。

自由記述欄にいただいたコメントには、以下のようなものがありました。

  • 「1回目の模擬授業→改善→2回目の模擬授業という構成で深い学びがあった」(模擬授業実施者)
  • 「2日目の案が目立って良くなっていた人がいて、教案を改善する具体例が見られた」(模擬授業参観者)
  • 「授業改善への具体的なヒントを沢山得ることができました……今日帰ったら早速次年度の授業資料を作り直します」(模擬授業参観者)

4.次回予告
来年度については、より体系的なプログラムをご用意する予定でおります。詳細が決まり次第、お知らせいたします。皆様のご参加をお待ちしております。

参考情報
動画「インタラクティブ・ティーチング」 JREC-IN webサイト 東大FD webサイト
書籍『インタラクティブ・ティーチング』(河合出版、2017年)
https://www.kawai-publishing.jp/book/?isbn=978-4-7772-1794-6(河合出版webサイト)

中村長史 (「インタラクティブ・ティーチング」担当・特任研究員、本講座総合司会)

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【開催報告】東大FFP 第12期 履修証授与式を開催しました

2019年2月27日(水)、伊藤国際学術研究センター中教室において、東京大学フューチャーファカルティプログラム(東大FFP)の第12期修了者に対し、履修証授与式を行いました。
12期からは42名が修了し、本学大学総合教育研究センターの須藤修センター長よりご祝辞をいただくとともに、履修証が授与されました。また、石井洋次郎理事・副学長からもご祝辞をいただきました。
過去の修了者も同席し、修了生の様々な活動やアラムナイネットをご紹介くださいました。

東大FFPはこれまでに全研究科から合計561名の修了者を輩出しております。
来期(第13期)の開講は2019年4月を予定しており、3月中旬頃から、以下のページでエントリーを受付予定です。

→ https://dev2.utokyofd.com/ffp/apply/

また、現在本エントリーに先立って「プレエントリー」も募集しておりますので、ご関心のある方は上記ウェブページの「プレエントリー」よりご登録をお願いいたします。

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【関戸のFFP日誌 vol.8】DAY8「安全・安心な学びの場」

Day 8「キャリアパスを考える~構造化アカデミック・ポートフォリオ(SAP)チャート作成」
・目的・目標の提示
・構造化アカデミック・ポートフォリオ(SAP: Structured Academic portfolio)とは
・SAPチャートとは
・SAPチャートの作成
・振り返り

 

東大FFPもいよいよ最終回のDay8です。今回、受講者は構造化アカデミック・ポートフォリオ(SAP)チャートを作ることで、自身の活動を振り返り、自分が大切にしている教育に対する理念と研究の意義などを可視化し、これからの活動方針・キャリアパスを明確化しました。

アカデミック・ポートフォリオ(AP)とは、大学教員の責務である教育・研究・サービス(学校の運営管理と社会貢献のための活動)について整理し活動業績に関する情報を評価するためのツールで、これを構造化してより書きやすくしたものが構造化アカデミック・ポートフォリオ(SAP)です。SAPは13~20ページの文書で、作成には3日間のワークショップが必要ですが、その事前課題としてSAPの構造をA3用紙のチャート1枚にまとめて概観するものがSAPチャートです。今回はこれを3時間かけて作成しました。

受講者は、チャートを作成しながら自身の活動についてその奥にある理念を掘り起こしていきます。理念をペアで共有することで理念の言語化を通じて多くの気づきを得ることができます。教育・研究・サービスの各活動について、その関係性を考えながら統合することで自身の大学教員としてのコアを見つけ、そこから今後達成したい目標、活動方針、キャリアパスを考えます。
受講者からは「自分の価値観の奥にあるものが分かった」「これからやらないといけないことが明確になって、焦りを感じた」「自分が本当にやりたいことが分かった」などの声が上がり、SAPチャート作成を通じて多くの気づきを得ることが出来たようでした。

自分の理念と向き合い、それを自己開示することは安全・安心な学びの場でしかできないことです。東大FFPの優れたコース・デザインおよびクラス・デザインと講師と受講者の作る「安全・安心な学びの場」。この2つが上手く相互作用し、とても素敵な学びが起こる瞬間に、今回を含め何度も立ち会うことができました。これから私も「安全・安心な学びの場」を自分が教える学生達と作っていきたいなと素直に思えました。是非、皆さんも東大FFPに参加し「安全・安心な学びの場」での深い学びを経験してみて下さい。

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【募集】東大FFPでは特任研究員を募集します(インタラクティブ・ティーチング)。

この度、東大FFPのうち、オンライン講座である「インタラクティブ・ティーチング」の運営などに関わる特任研究員を募集することとなりました。2019年4月に着任希望のポストです。応募〆切はショートノティスですが2019年2月1日です。

オンラインコンテンツ「インタラクティブ・ティーチング」およびこのコンテンツを活用したブレンド型のワークショップ、その他よりよい学びに寄与していくプログラムを一緒に企画・実施していける方を探しています。ご関心のある方々にもご紹介いただけると幸いです。

募集要項はこちらです。

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【関戸のFFP日誌 vol.7】DAY7「授業の見方」

Day 7「模擬授業2回目」
・目的・目標の提示
・模擬授業実施・フィードバック
・振り返り

これまでの学びの総まとめとしてDay 6で実施した模擬授業をブラッシュアップして2回目の模擬授業を行う回です。6分間という短い時間の中で教える内容を削ぎ落とし、本当に学んで欲しいことにフォーカスした良い授業を沢山見ることができました。どの授業もDay 6から大幅に改善されていて、受講者の皆さんの学びと成長を実感できました。

Day 6とDay 7で、私は模擬授業へのフィードバックをしたのですが、その中で気づけたことを共有できればと思います。

1.「自分だったらこうする」じゃなく「この目標なら」「この目標で良いのか?」という視点

これまで私が他の先生の授業や研修受講者の授業を観ている時は「自分だったらここで興味喚起のワークを入れるかな?」とか「確認問題を入れて知識の定着を確認すれば良いのに」という見方をしていました。「自分だったらこうする」という視点です。ところがこの視点だと、ついつい「授業の手法」にばかり目がいってしまいます。

Day6の日誌にも書きましたが「授業の手法」よりも「知識の構造」に目を向けるのが授業の熟達者の視点です。「知識の構造」を意識すると「授業の目標」に対し授業の各要素は必要十分なのか?(欠けている要素、余計な要素はないのか?)、「授業の目標」に学習者が辿り着きやすい構成になっているか?と「授業の目標」に目がいくようになります。

「その人の目標なら、授業をどう構成すると良いのか?」「そもそもこの授業は、この目標で良いのか?」という点を意識するとメタな視点から授業へのフィードバックができるようになります。

2. 目標が良くできている授業=構造がしっかりしている授業

6分の模擬授業では、普段の授業よりも更に、「授業の目標」を徹底的に吟味する必要があります。「授業の目標」は幹で「学習活動」は枝葉と考えても良さそうです。授業をデザインする際に、つい「こういう話がしたい」「こういう活動を入れたい」と「学習活動」から考え始めてしまいがちですが、これでは設計図の無い状態で授業の各要素(パーツ)を作ってしまい、できたパーツを何となく並べてしまう「構造化されていない授業」になってしまいがちです。

まずは「学習者にこの授業で何を学んで欲しいか?」を徹底的に吟味し、狙った学びが起こるように授業の設計図を考えて、必要な学習活動というパーツを作る「逆向き設計」を意識することが授業デザインのコツです。その上で、「学習活動」まで作った上で、もう一度「目標」と照らし合わせて「目標」と「学習活動」が過不足なく対応しているかを徹底的に吟味すると、体脂肪率の低い引き締まった授業が作れます。


 

今回の模擬授業Finalで受けた刺激と学びを元に、私も無駄のない(体脂肪率の低い)引き締まった授業を作ってみたいなと思いました。

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【訂正】東大FFPでは特任研究員を募集について

現在特任研究員を募集していますが、応募要件に誤りがありましたので訂正させていただきます。11日が締め切りですので、ご興味のあるかたのご応募を引き続きお待ちしております。

 

誤)博士の学位を有すること

正)博士の学位を有すること、あるいは同程度の能力を有すること

 

東京大学フューチャーファカルティプログラムを間近でお手伝いいただき「教えることを学ぶ」機会ととらえ、ともに様々な企画をし教育をよくしようとしていく志の方、お待ちしています!

募集要項はこちらです。